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2018年 15冊目『日本再興戦略』

落合陽一さんの本です。

面白かったです。

メモしたところを書いておきます。

欧米とは何か

・欧と米は違う。欧米という言葉を使うのを止める。

・日本は公平にこだわり、平等にこだわらない

・ワークとライフを分ける西洋思想は日本にはなじまない

・日本は、古来生活の一部として仕事をしていた

・幸せ、は明治以降の概念。以前は幸福(Happy & Lucky)

・愛 も明治以降の概念。従来はきずな。

・日本はIT鎖国するのも選択肢だった。

日本とは何か

・出雲 vs 大和の戦い→日本は天皇が中心だが、政治は官僚が行う

・日本の神話=宗教は2000年続いている

・しかも国が作ったのに、一神教にならなかった

・日本にはカースト(職業選択の自由はないが、安定している)が向いている

・インドのカーストは、案外柔軟。

・士:政策決定者、産業創造者、官僚

・農:生業が100個ある人:ポートフォリオマネジメントしている人

・工:専門家

・商:金融、会計

・この定義の百姓は多動力がある。

・日本は超拝金主義:マスメディアがもたらした害悪

 テレビ番組で家の値段、収入を取扱うのは下司

・過去のすごかったもの

 マイホーム制度とローン:頭金+長期の天引きの仕組み

 日本列島改造論:産業創造と資金確保

 吉田松陰:傑物を生み出した

テクノロジーは世界をどう変えるか

・エジソン(電気製品)とフォード(自動車の大衆化)が20世紀を作った

・人工知能の本質は、最適化・統計・創発

・自動翻訳が劇的に普及する

・そうすると日本のサービス業の輸出が簡単になる

・ロボティクスと自動運転も生活を変える

・5Gが普及すると遅延が無くなる(3次元も転送できる)

 →自動運転車もつながる

 →触覚もつながる

日本再興のグランドデザイン

・人口減少・高齢化がチャンスである3つの理由

 人口が減るので、機械化が起きても反対が起きにくい

 他国より早く実験ができて、それを輸出できる

 教育投資が可能

・機械化と省人化でアジアにロボットを拡販可能

・ICOと地方が相性が良いといいな

・トークンエコノミーが進むとシリコンバレーの搾取から逃れる可能性が

政治

・自国防衛しかしないからこそ持てる機械化自衛軍

・インドと仲良くなるべき

・地方自治を進める

・意思決定と実務を分けるリーダが必要

教育

・ポートフォリオマネジメントを進める

・好きなことを見つける幼児教育

・留年OKにする

・大学生には研究をさせる

・アートが重要

・日本語力を強化する

会社

・ワークライフバランスではなく、ワークアズライフ

・変化に対応できる(弱くても生き残れる)哺乳類型企業になる

・兼業解禁と解雇緩和をセット

・仕事をしないホワイトカラーおじさんは、複数社に兼業で役立てる

・自分ができる事からはじめる

落合さん自身の再興戦略

・より良い企業経営

。メディアアーティストしての活動

・大学での活動:これかなりすごいです

▼昨日のブックレビューはこちら


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