2023年 82冊目『熟達論―人はいつまでも学び、成長できる』
アスリートの為末大さんが 半生をかけて「如何にに学ぶべきか」の最終結論として書いた本です。
宮本武蔵の五輪書は、地・水・火・風・空の五部に分類し、兵法の極意を説いています。
これを模して、遊、型、観、心、空の5段階で整理しています。
それぞれのキーワードを残しておきます
遊:不規則を身につける
⇒最初に、遊びありき
⇒思い切り動く
⇒全力が先、制御は後
⇒心の中の子供を守り切る
型:無意識にできるようになる
⇒型とは何か
⇒使える技能は無意識化される
⇒型は遊びを発展させる
⇒模倣とは観察と再現
⇒型は丸呑みするもの
⇒型は個性を殺すのか
⇒時間を制する者が型を制す
観:部分、関係、構造がわかる
⇒見るとは分けること
⇒第三者の視点で自分を見る
⇒頭でわかると体験でわかるの違い
⇒できるから分かるへ
心:中心をつかみ自在になる
⇒中心がわかると冒険できる
⇒構えのいらない世界
⇒個性とはグループ内の差異
⇒あきらめることで個性を活かせる
⇒技能が創造性を解放する
空:我を忘れる
⇒意識する自分からの解放
⇒身体に意識を明け渡す
⇒感は論理を超える
⇒価値観からの解放
⇒言語からの解放
⇒一貫する私からの解放
⇒私という主体のない世界
⇒遊に始まり、遊に戻る
▼前回のブックレビューです。
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