2023年 60冊目『バナナの魅力を100文字で伝えて下さい』
100万部の本を何冊も編集している柿内尚文さんの本です。
累計で企画した本が1000万部突破しているそうです。
以前六本木ヒルズのスタバで1時間ほど意見交換したことがあるのですが、とても楽しかったのを覚えています。
で、柿内さんが書いた本です。
面白くないわけがありません。
伝わらないことは存在しないことと同じ
→残酷ですが、そうですよね
→だから人は伝わったことで判断します
伝え方の課題
1 伝える不足→量の問題
2 伝え方下手→質の問題
→分けて手を打つ
伝わるは7階建て構造
7階 信頼感
6階 親近感
5階 聞く力
4階 見える化
3階 相手ベース
2階 納得感(理解する、腑に落ちる)
1階 ゴール設定
伝わる技術
①比較の法則:比較しないと人は魅力がなかなかわからない
→ダメなところも伝える
②フリオチの法則:話がつまらない人は「フリ」不足かも
→引き算で作るか足し算で作るか
③ファクトとメンタルの法則:吉野家の「うまい、やすい、はやい」
→伝えるは、事実と感情の2つに分かれる
④脳内チューニングの法則:分かり合いたい相手とは「脳内チューニング」を
→ゴールの共有、質問でチューニング、お互いの頭の中を見える化
⑤言いかえの法則:言いかえでマイナスをプラスに
→例えばつまらないを工夫不足
⑥たとえの法則:「たとえる」は伝わる技術のホームラン王
→〇〇界のユニクロ
⑦ネーミングの法則:名前をつけるとスペシャルなものに
→家事を名もなき家事(ダイワハウス)
⑧間の法則:間をとり、考える時間を作る
→相手が覚える、考える、理解する時間を作る役割
⑨数字の法則:数字は頭の中をくっきりハッキリさせてくれる
→解像度が上がり、ポイントが分かり、スペシャル感が出る
⑩読点の法則:「、」は伝わる強度を上げる
→春よ来い 春よ、来い
⑪外部力の法則:自分の言葉に自信がないときは外部力を借りる
→靴を脱ぎなさい。おじさんに怒られるよ
⑫相手メリットの法則:相手メリットでイエスを引き出す
→相手が得した、良かった!、うれしいと思えるように伝えること
⑬3つのグッドの法則・3つのグッドを入れると、興味・関心が高まる
→自分グッド、あなたグッド、社会グッド
⑭文脈の法則:伝わる文章を作る
→目的・ゴール、前文脈、後文脈で校正する
⑮結論の伝え方:結論ファーストと結論ラストの使い分け
→論点の確認、結論、理由の順で話す
⑯本能の言語化:みんなの中にある本能を言葉にする
→顕在化していない本能を表現する:おもしろきこともなき世をおもしろく(高杉晋作)
▼前回のブックレビューです。
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