2023年 46冊目『夢と金』
キンコンの西野さんの本です。
面白い本でした。
親子で学ぶお金の話と副題にあります。
刺激的ですが、学んでおいて損はないかもと思いました。
お金が尽きると夢が尽きる
夢をあきらめ、他人をねたむ
負もいなアンチ活動に励む
希望を持つためには、夢を語り、お金を学ぶ必要がある
というのがこの本の趣旨
子供はもちろん、背中を見せる大人も学ぶべきだと。
お金が回らなくなったら、自殺を選び、犯罪を選ぶ。
自殺の動機の1位が健康問題で2位が生活の困窮
犯罪の動機の2位も生活困窮で4分の1
知床観光船沈没
なぜ整備不良のまま海に出たのか?
なぜ無理な運航を続けたのか?
知床の観光船はコロナで大打撃を受けました。
追い込まれた観光船の運航会社は合同でクラファンをしたのです。
情報を読むと資金ショートしていたようです。
で、622万円集めたのですが、原価・諸経費を引けば1社あたり70万円×4社しか残っていないのです。
つまりクラファン(お金の集め方)の知識が不足していたのです。
→販促系と支援系があり、リターンの設定が全く違うのです。
お金は、使い方を知っている人の周りに集まるのです。
コンサートで(自分が買うわけでもないのに)SS席とかが高いのを批判する人がいます。
それに対して、飛行機にファーストクラスが無かったら、エコノミークラスが高くなることで説明します。
プレミアムとラグジュアリーの違いもなるほどです。
プレミアムは、競合がいる中での最上位の体験(車で言うならドイツ車)
→役に立つけれど、意味はそこまでない=高級
ラグジュアリーは競合がない体験(イタリア車)→値段は自由に付けられる
→意味はあるけれど、役には立たない=夢
夢=認知度ー普及度
→みんな知っているけれど、みなが持っていない
モナリザ=80億人-1個→1000億円以上
※、この式って天才だと思いました
労働集約ビジネスを止めて、完売思考も止める
→労働集約は上限がある
→単価が安い商品を扱えるのは大手企業だけ
物が売れない時代は、単価の高い商品を取り扱う
だから考えるのは、お金持ちじゃない人に、自分の商品を高く買ってもらうためにはどうすればよいか?
→絶対に機能ではない
オーバースペックは自己満足→お客様の満足度にカウントされない
応援したい人(ファン)を増やす
→正しいサービスではなく、惚れるサービスを作る
→機能を買うのではなく、意味を買うファンを増やす
そのためには
応援シロを作る
応援シロ=目的地-現在地
不便がコミュニケーションを生む
→顧客どうしが説明する飲み屋さん
お金の使い方を理解する
消費、浪費、投資、投機、貯金
西野さんはNFTを使いこなしている
→NFTの実績は日本トップクラスのようだ
▼前回のブックレビューはこちら。よかったら、読んでみてください。
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