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2021年 15冊目『平成史』

元外交官でとても賢いイメージのある佐藤優さんと学者の片山杜秀さんが平成について語っている本です。

松岡正剛さんの塾に入っているのですが、今度この片山杜秀さんがいらっしゃるので、何冊か購入した本の1冊です。
課題図書になれば良いなと思ったのですが、外れでした。


私は社会人生活を平成元年にスタートしました。
(前年にリクルート事件が起きたので、内定者時代、かなりドキドキするスタートでした笑)
ですので、全ての話が懐かしく、面白く読めました。

単純に30年強を振返る読み物としても面白いのですが、この2人の知識と情報が半端ないので、本当はそうだったんだという話がたくさん載っています。

私の不勉強含めて、いくつか取り上げておきます。

例えば、東日本大震災の福一の状況。
かなり状況は厳しかったが、その情報は、報道規制があった。
しかもマスコミは大政翼賛会的に自主規制した。
日本沈没という小説がありますが、その際に日本が沈没する事を国民に伝えるかどうかという下りがあるのですが、専門家はパニックが起きるので、伝えない事を決めたそうです。

オウム真理教とは何だったのか。
→人を殺してしまったのを合法にするのがオウム事件のきっかけ。

小泉劇場の何が問題だったのか。
→郵貯関連には、一円も税金をつぎ込んでいなかった。

裁判員制度
→専門家をバカにしすぎ

結果として変わらなかった3.11
→菅さんの対応はリーダシップとしてはあった

沖縄問題の本質
安倍首相の問題の本質
中間団体の力がなくなったった問題が起こしている悲劇

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