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2019年 30冊目『管理なしで組織を育てる』

友人の武井浩三さんの2冊目の本です。
1冊目の「社長も投票で決める会社をやってみた」も面白かったですが、
よりシャープになった感じがします。


実はリクルートワークス研究所時代にオープンイノベーションの研究をしていて武井さんに取材をしたことがあります。

その時よりさらにシャープになっていますね。
情報公開、個人が色々決める(場所、時間、会社の運営)、皆で話し合って(多数決でもなく、合議でもなく)何でも決める。

本の途中で2人の社員と業務委託の方のインタビューがあるのですが、とても自然な感じで会社の現状を表している感じがしました。

合う人が残っている感じです。

※入社3か月で、給料を見直すと同時に、辞める場合は1か月の給料を渡し、辞めやすい環境も作っているんですよね。

ただし、(本には触れていませんが)競争力のある商品・サービスを作り続けているのは大前提かもしれません。

本の話に戻ると、今回は、更に各論まで踏み込んで書いているので、TTPするのも可能ですね。

武井さんの会社ダイヤモンドメディアも良いと思うとすぐにTTPする会社です。(上述の辞めやすい仕組みはザッポスからのTTPだそうです)

現在では自社に限らず、その活動を広げ自然経営(自然と読む)という集まりで、社外にも実践の輪を広げています。

また業界団体も設立して、そこでも同様の動きをしようとしています。

これらの活動も、自社を含めた各社の仕事に結びついて、顧客との関係もファンになっているように感じました。

ホラクラシー、Teal、フラットな組織に興味がある方は、必読ですね。

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