2016年62冊目『総理』
2016年5月までTBSで政治記者などを25年以上されていた山口敬之さんという方の本です。
まさに本を出した月に退社をされた事になります。
いやー、凄い本です。
安倍首相、麻生元首相との筆者のやり取りがリアリティがあって驚きです。月並みな表現しかできませんが、幻冬社は凄い本を出します。
著者は、安倍さん、麻生さんの両方から信頼が厚い方のようです。
信頼が厚いなんて月並みな言葉では表せないような関係性をお持ちのようです。
例えば、著者は、第一次安倍内閣の辞任のスクープをしました。
その直前、麻生さんが考えた人事案を直接、麻生さんから、安倍さんに手渡すように言付かり、安倍さんと打合せをしているのです。
そんな方がいる事、そんな方が、その話を本にする事、考えられないですね。
また、同じように安倍さんを取巻くキーパーソン、中川さん、菅さんなどとも関係性が深く、安倍さんの再出馬の決断、消費税を上げないと決めた際の安倍さんと麻生さんのやりとり、オバマさんとの外交時のやり取りなどで、少人数の打合せに参加しているのです。
それも重要な役割です。
さすがに、2つほどの内容は、書けないと言う表現もありました。
いやー凄い本です。
先日読んだ菅さんの本も面白かったですが、こっちが上ですね。
冒頭に書きましたが、TBSを辞められたので、こんな内容を書けたのでしょう。
政治の裏側に興味のある方ならお勧めです。
▼前回のブックレビューです。
▼新著『業績を最大化させる 現場が動くマネジメント』です。
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