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2016年14冊目『人生で起こること すべて良きこと 逆境を超える こころの技法』

帯に

そう思いを定めるとき 道は拓ける 人生の岐路で気づきを得る「50の言葉」

とあります。

大成功されている田坂広志先生。

しかし、ご自身も生家の事業不振による極貧、
幼少時の大怪我に伴う障害、大学受験当日に腎臓結石を発病、
七転八倒の痛みの中、鎮痛剤を打ちながらの受験。

大学研究者を目指したが職がなく民間企業に就職、
大病を患い、医師にも見放され、生死を彷徨い、
両親に十分な親孝行も幸せな老後も送らせず早逝。

様々な逆境を経験されています。

その先生が、ご自身の人生から学び取った内容を
対談形式で書かれています。

学びが多い本です。

以下にポイントを記載します。
以下のように信じ、考え、行動が変えられると、
より豊かな人生になると思いました。

・人生において、「成功」は約束されていない。
しかし、人生において、「成長」は約束されている。

・逆境とは、自分の可能性を引き出してくれる
素晴らしい「成長の機会」である。

・何が起こったか それが、我々の人生を分けるのではない。
起こったことを、どう「解釈」するか それが、我々の人生を分ける。

・この逆境が与えられたのは 大いなる何かが、
自分を育てようとしている。

・勝ちに、不思議の勝ちあり。
負けに、不思議の負けなし。

・敗北した軍隊、よく学ぶ

・「小さなエゴ」は いつも「変わりたくない」と叫んでいる。

・人は、自分に本当の自信がないと、謙虚になれない。

・「引き受け」をするとき 我々は、
 「真の強さ」を身につけていく

・答えは、すべて「自分」の中にある。

・自分を愛せない人間は 他人を愛せない

・何か1つのことを言うと、全く逆のことを言いたくなる。

・「内省日記」は 「感情の開示」「感覚の浮上」
 「意味の結晶」という三つの心理的プロセスを辿っていく。

・「他者への嫌悪感」の本質は「自己嫌悪」である。

・好きになれない人に対しては 心の中で、
 その人の顔や姿を思い浮かべ ただ、「有難うございます」と祈る。
 それだけで、「嫌悪感」は薄らいでいく。

・人生で出会う人、すべてに深い縁がある。

・この人と出会ったことも、何かの深い縁。
 この縁にも、必ず、何かの深い意味がある。
 自分の成長にとって、必ず、深い意味がある。

・「心」が「言葉」を発するのではない。
 「発した言葉」が「心」を変える。

・我々の心の中の「エゴ」は「感謝」を知らない。

・「感謝」は、すべてを癒す。

・過去は、無い。未来も、無い。
 あるのは、永遠に続く いま、だけだ。
 いまを、生きよ!今を、生き切れ!

・人間、いつ死ぬか、分からない。
 誰にも、明日は、約束されていない。

・この与えられた命、かけがえの無い命を
 素晴らしい何かのために使いたい。

 己一身のためでなく 世の中のために、
 多くの人のために使いたい。

・いま立て!いまをおいて他に、時はない!いま立て!

・運気の強い人間は、「自分は運気が強い」と、心底、信じている。

・肉親を失ってから、最も深い「対話」が始まる。

・一人の人間の生きたことの意味は その人間の棺を閉じたときに定る。

・裏を見せ、面を見せて、散る紅葉。

・Death:The Final Stage of Growth

・死に臨んだとき 私の最後の瞬間を支えてくれるものは
 この先に何があるのかという 限りない好奇心だろう。

・全霊を込めて創り上げ、無心の境地で流し去る。

・いま、一つの人生を終えようとしている、
 お前 もし、お前が この人生と全く同じ人生を
 もう一度生きよと問われたならば、
 「しかり」と答えることができるか。

・人生で起こること、すべて良きこと。

お勧めです。

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