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サウナレビュー① 大阪サウナDESSE


プレスリリースはかなり前から行われていたが、とうとう待望のオープンとなったため、帰省のタイミングで早速訪問。

評価:★★★★☆

なんと、7種類ものサウナが用意されている。
個別サウナの感想は以下。


・蔵サウナ&川サウナ

オートロウリュサウナとセルフロウリュ可能なサウナの2種類が同室になっている面白いスタイル。サウナとしては割とスタンダードなタイプ。

ストーブは3つあって、川サウナ側はサウナ内に川という名の水風呂が流れていて、サウナ直水風呂が可能。

サウナーなら誰もが知っているが、サウナから水風呂の動線がいかに良くても、サ室から出た瞬間に外気を浴びると心拍数はどうしても下がってしまう。

その点、サ室内からそのままシームレスな水風呂体験が可能となるのはある意味これ以上はないと言えるのではないだろうか。

・庭サウナ

半外気浴スペース内に存在する歓談可能なサウナ。温度は高すぎずゆったりと入れるので、本場フィンランドのように会話を楽しむサウナとして有効活用できそう。

今回は1人での訪問だったので特筆すべきポイントは無かった。友人と再訪した時にはかなり楽しめるだろう。

・茶室サウナ

茶の間をイメージしたという和風サウナ。コンセプトは最高なのだが、、ウェルビーのからふろ然り、畳タイプのサウナは防水畳だとしても臭いが気になることが多い。

残念ながら、この点が解消されない限りはあまり使用することはないだろう。肝心の和室空間も、外のととのいスペースの大声での会話が筒抜けで全く雰囲気を感じられない。本当に惜しい。

・はなれサウナ

茶室サウナと隣り合わせで窓から見えるようになっている。こちらはその名の通り奥まったところにあって小さめのサウナ。セルフロウリュ可。

・水面サウナ

いわゆる低温系で背もたれまでしっかりあるタイプのゆっくり寝そべって入れるサウナ。こういったタイプのサウナは照明が暗いメディテーション系にありがちだが、こちらは明るめで天井部分の水面を眺める仕様になっていて、俗物的な自分でも気軽に心を落ち着けることができる。

以前までの自分なら「ヌルいな」と感じて数分で退出してしまっていただろう。

だが最近はこのタイプのサウナがかなりお気に入りである。時間に囚われず15〜20分ゆったりとサウナを“楽しめる”のだから、とても心地良い気分になれる。

しかも、じっくりと熱が加わるので身体の芯から温まることができ、意外なことにととのいやすさもあるのだ。

みんながこの気持ち良さを知ってしまうと、回転率の悪さも相まってあっという間に混雑してしまうだろうから、このまま誰にも知られないことを望みたいところだ。

・森サウナ

ととのいスペースも含めて会話厳禁の黙浴エリアにあるサウナ。かなり高湿度になっていて、しっかり熱を感じられるため、いわゆるサウナとしての完成度は最も高いと感じた。

帰り際にスタッフのお姉さんに話しかけられたのだが、ここが1番良かったと伝えると、「私もです!」と言っていたので、やはり万人受けを考えるとこちらがオススメだろう。

なんといっても狭い通路を何人も連なって歩くドラクエ大学生のことを気にせずに済む上にサウナ後のととのいタイム中まで静寂が約束されているのだから言うことはない。

総評

サウナの満足度はかなり高いし、種類も多いのでサフレと来れば確実に楽しめるだろう。

一方で少しエンタメ寄りの部分も多いので、落ち着くまでは、もしくは落ち着いてもドラクエ軍団が皆無になることはないと思うので、その点は折り合いをつける必要があるかもしれない。

女性も楽しめる男女デーが設けられているのは非常に良い取り組みだと思うが、タトゥー可能なタトゥーデーについては、賛否両論かも知れない(実際に抵抗があると言っていたサフレもいた)。

タトゥーに関しては海外の文化という意見や、日本古来の刺青とは異なるものだという意見など、多角的な議論があるので、また別の機会に触れることにしたい。

↓以下の記事で触れた。タトゥーOKは反社OKではない、という話。

とにかく大阪らしさを感じる素晴らしいサウナだった。逆に仲間と一緒にワイワイ楽しむことを目的とするならこれ以上の施設はないかも知れない。

東京にもこういった「サウナの輪」を広げようといったコンセプトを持ったサウナが無いわけではないが、実質的には貸切サウナや会員制サウナ内のラウンジスペースに閉じていたり、いわゆるクローズドなコミュニティになっていることがほとんどであり、本質的に異なるものといえよう。

唯一無二のサウナ、それが大阪サウナDESSE(でっせ)!


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