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2022/06買ってよかったもの | 香りと灯りに寄せられて。

雨具を一新する間もなく、梅雨は明けた。
撥水性能が落ちてきた折りたたみ傘を新調しようと思っていたが、タイミングは線ではなく点だったため逃した。

6月は普段より買い物をしなかったが、気に入るものが多かった。
5ヶ月悩んで買ったもの、知った当日買ったもの。
幅があるがそれぞれいい買い物をした。

今月も買ってよかったものを5つ紹介していく。

第5位

新香 | 高級線香 光年

月に一度、妻の墓参りへ行っている。
墓石の前で手を合わせることで、"会えている"感覚が毎回湧いている。

墓参り。形式や体裁だけではなく、自分のために行っている節がある。

墓石を水で流しブラシで磨き、花を供え、線香をあげる。
妻が亡くなって9ヶ月。この月1のルーティンも身体に染み付いてきた。

そんな中で一つ改善点を感じていたのは、"線香になかなか火が付かない"ということだった。

束になった線香に、風よけライターで火を付けているが、風が避けられていても火は付きづらい。
買ってから時間が経ってしまっている線香はより火が付きづらい。

この悩みは私だけのものではないだろうと、Amazonで「線香 火がつきやすい」となんとも頭の悪そうな検索ワードを入力したところこの線香がヒットした。

線香自体は一般的なものだが、束になった線香に点火するための芯がついている。
芯が燃えることで線香への点火をサポートしてくれるので、全体へ火が付けやすくなっている。

先週実際に使ってみたが思った通りの効果を発揮してくれたので、来月のお盆でぜひ使ってみていただきたい。


第4位

SANGARIA | ラムネオー

ラムネ缶を30本買った。

瓶じゃないと風情がないとは言わせない。
私は現代人なので瓶ゴミをなるべく出したくない。
缶ゴミはビールで出るし、それ用のゴミ箱があるので受け入れられる。

そして風情ならこの缶のデザインで十分だ。
レトロで程よくポップ。駄菓子屋のワクワク感を感じられる。

味については説明不要。ラムネは美味い。
強いて言うならキンキンに冷やして缶のまま炭酸がなるべく新鮮な状態で飲むのがおすすめ。

250g缶というのもポイントで、飽きることなく足りることもない絶妙な塩梅。

夏。
ラムネ、スイカバー、ハイライト・メンソール。
夏の三種の神器を堪能させていただく所存。


第3位

NIKE | Air Zoom Pegasus 39

今月もランニングシューズを購入した。

NIKEのAir Zoom Fly 4がすこぶる自分の足にフィットしたのでデイリートレーナー用途でPegasusを購入した。

末尾についた39というナンバリングは世代数を表している。

39代目。
毎年アップデートを繰り返しているNIKEのド定番シューズ。

敬愛する大迫傑氏も愛用しているPegasus。
ずっと使ってみたかったので新型が出たタイミングで手を出してみた。

新しい靴はテンションが上がる。パフォーマンスも上がる。

発売直後から17%オフで販売していたので、先月Air Zoom Fly 4を購入したときのポイントも溜まっていたので、アルペンスポーツのオンラインショップで購入。

やはりNIKEは足がフィットする。
買った当初は想像していたより接地感が固く感じられて違和感を持ったが、慣れると沈み込みがない分だけ足運びが楽な印象に変化していった。

接地感の違和感についてはHOKA ONE ONEのRINCON 3をデイリートレーナーとして500kmほど使用していたことが原因のひとつとして上げられる。
このあたりの違いについてはメーカーごとの特色といったところだろう。

6月上旬に手に入れて、既に100km以上をこのシューズで走っている。
スタンダードなシューズとして一足持っておくと安心できる。
ジョグから適度なビルドアップ走。
30km程度のロング走も難なくこなしてくれた。

しかしないものねだりをするのが人間。
今は軽量薄底系のテンポアップシューズが欲しくなってきている。
次はAdidasのADIZERO JAPAN 7が気になっている。
新色が出る頃まで待つ予定ではあるものの。

このスタンダードなPegasusあってこその欲。
いい買い物をした。


第2位

BRID | Olika Floor Lamp

寝室のシーリングライトが壊れて久しいので、代わりにフロアランプを購入した。
引っ越ししてあまり時間が経たないうちに壊れてしまったので、5ヶ月ほどは寝室の電気はアロマポットについたおまけのライトだけで生活していた。

多少の不便は感じていたものの、生活に支障をきたしていたわけではなかったのでゆっくり何を買うか考えていた。
灯りがないことによるストレス自体は感じていないので機能面は特にこだわっていなかった。

  • 自分のテンションが上がるデザインであること。

  • 黒くないもの。

  • ベッドサイドにおけるもの。

  • スマート電球を付けたいので、ソケットサイズは一般的なE26であること。

  • 質感が安っぽくないこと。

要件としてはこのくらいだった。
だからこそ時間が掛かってしまった。

部屋のインテリアが基本的に白・木目系で構成されているので黒が入っていないもので絞って選び始めた。
これが難航する原因になった。

黒を基調としたインテリアはインダストリアルなデザインに向いていて、種類が豊富かつ安っぽく見えないものが多かった。
しかし白系は安いものは値段そのまま安く見えるものが多かった。

予算は特に決めていなかったので気に入るものを納得行くまで探した結果がOlikaのFloor Lampだった。

シェードがくらげっぽくてかわいい。

最後まで黄色と悩んだものの、寝室での利用ということもあり落ち着いたグレーを選択した。

シェードがグレー、ポールと土台は白、シェードの上の支えが木目。
どこまでも私好みのデザインだった。

電球は2つ取り付けることができるため、60W x 2で十分な光量を得ることができる。

下から見てもかわいい。

私は朝に弱いので、スマート電球をAlexaで制御して毎日決まった時間にこのライトの明かりを100%で点灯し、無理やり身体を起こしている。
便利であるが故に、音声操作ですぐにライトを消して二度寝してしまうこともしばしばあるが。

(私は楽天で電球なしのものを購入したが、Amazonだと評価が著しく低い。)



第1位

Officine Universelle Buly | Al Kassir

ビュリーの香水を買った。
オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー。
全然読めない。

AesopのMarrakechを先に試しており、合うものがなければそちらを買う予定だったがビュリーのこのアル・カシールという香りに惚れてしまい新宿店で試して即決で購入した。

ショッパーがかっこいい。

サンダルウッドを基調とした神秘性を感じる香りにスパイシーな風味がブレンドされている。

香りについては表現が難しいので公式サイトから引用する。


19世紀の学者達が、エジプトとその財宝を求め夢見た東方を表現したオー・トリプル、アル・カシール。第三の目を開く「神々からの恵み」として、東方やインドでは幾千年も前から聖なる樹とされるサンダルウッドがこの香りの中心です。サンダルウッドは古代エジプトで太陽神ラーを讃える為に焚いたキフィというブレンドされた香の材料としても使われていました。王家の谷の財宝のごとく希少で心を引き寄せるオー・トリプル、アル・カシールは、東方で最も愛されるスパイスであるカルダモンにシナモン、ジンジャー、ごく新鮮なローズのタッチを加えるゼラニウムをそえた丁子、まろやかで甘美なパチュリと魅惑的なモクセイ、快活なレザーとはちみつの馥郁としたスパイスの連なりが、嗅ぐ人を陶然とさせる香りです。ヒマラヤ杉、ガルジャンウッド、ガイアウッドが燃える暖炉から立ちのぼる、琥珀色のヴァニラを感じさせる安息香と、ゴジアオイ、シトラスの香りを持つマニラ産の樹脂エレミ。神々により近づくために、終わることなく燃やされる、最も神秘的な樹脂と高貴な樹々の香り。極上のまぶしい雲の中に包み込みこまれるかのような、アルカシールの香りはイギリスの考古学者ハワード・カーターが1922年ツタンカーメンの墓を発見したときに発した言葉を思い起こさせます。「私の目が光りに慣れると、薄明かりからゆっくりと部屋の細部が広がった、不思議な動物や、彫像や黄金、あたり一面が黄金に輝いていた」

Officine Universelle Buly , Al Kassir 香り
https://www.buly1803.com/jp/perfumes/195-eau-triple-al-kassir.html

説明の通り、オリエンタルで高貴な香りがする。

サンダルウッドがメインの香水にありがちな色気ムンムン系の香りではないところも気に入った。
心のどこかで憧れはあるものの、自分にはまだ早い。という判断が先行する。

箱には名前をあしらえたカリグラフィーが添えられる。ディテールまで粋だ。

そこでアル・カシールがフィットした。
アルコールやエタノールを使用していない水性香水(世界初らしい。)という特性からくるものなのか、鼻につくツンとした香りがなく、身体に付けた瞬間から馴染む印象がある。
またトップとラストの香りにあまり変化がない。
これは好みが分かれるとポイントになりそうだが、私は最初に香ったときに匂いが好きだったのでこれが続くのは嬉しい。

つくづく良いボトルデザイン。

買ってからは在宅ワーク中であろうとランニング中であろうと事あるごとに吹き付けているが、頭の痛くなるような強い香りがする香水ではないため、ふわっと香り気持ちを落ち着かせてくれる。

かといってすぐに香りが衰退するわけでもない。
かゆいところに手が届く、いいモノだった。

ビュリーの中では定番の香りではないようだが、ウッド系の香水を試したい人におすすめ。

来月狙っているもの。

9月に野外フェスへ行く予定が出来たので、アウトドア向けのアパレルをいくつか買おうと思う。
日中に外気へ晒される時間はランニング中がメインでその手の服をあまり持ち合わせていない。
今年の猛暑を鑑みるに9月もきっと暑いのだろう。
まだ7月だというのに、憂いが止まらない。

他は日用品の中で特に理由もなくリピートしているものを替えてみようと思う。
Amazonの定期おトク便は、便利だが買い物をしている感じが薄れるので虚無感がある。
定期購入リストを断舎離し、新しいアイテムに出会いたい。

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