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ひょんなことから…?

その昔、ひょんなことからSNS企業アカウントの中の人をまかされました。
今、考えれば「こんなことで決まってしまうの…?」という感じだった。
初めから会社側は、SNSについて、たいした考えや思いも無かったのだろうと思う。

はじまりは、会社のTwitterアカウントへ不満を言った時でした。
当時、自分のTwitterプライベートアカウントはフォロワー数800を超えていました(フォロー数29)。その勢いと変な自信から、思わず余計な事を言ってしまった。

《部署内会議にて》
私:「うちの会社のTwitter、いつまで経ってもフォロワー数が25で、しかもフォロー数が50って…。企業アカウントとして、どうなのですかねぇ…?」
上司:(すかさず)「そうか!ならば、お前やってくれないかなぁ…?」私:「えっ?そんなつもりでは…。」
上司:「いいだろう?」「頼むよ!」
私:「…。」

今にして思えば、会社としてはTwitter自体、どうでも良かったのだと思う。
Twitterについては解らないから、私のようにうるさいSNSの事を言う人間へは、黙らせるのが一番という対応策としたのだろう。
一種の口封じのような…。
なぜなら、会社全体が、Twitterとはどんなものか?を解っていなかった気がする。
特に企業アカウントの使い方。
会社としては、フォロワー数が何ヶ月経っても少なくて増えない。そこは解っていたので、そこだけが問題だったような気がする。

方向性どころか、希望的な事は全く言われていない。「(どのように)やってくれ!」とか「(あのように)してもらいたい!」と言った部類の言葉が全く無かった。

私は気づかぬうちに迷宮に迷い込んでいた。

私は目標を「まずは、フォロワー数を100にする!」ということに設定した。
設定したと言えば聞こえはいいが、なんてことない!自分自身で目の前にパンをぶら下げただけのこと。

上司ともっと「方向性」「コンセプト」等を話合えば良かった。
しかし、聞いたとしても「任せる!」だけだったと思う。
せめて、もっと簡単な「会社としては、Twitterをどのようにしたいのか?」を聞いておけば良かった。ただこれについても多分、返事は無かったと思う。

「世にも奇妙な物語」ですわ。

はじめから霧のかかった野原をさまよっていた。
あの会議で私の余計な一言から悪夢がはじまったのだとも思ったりもする。
ひょんなことから悪夢を見ていたことになる。

ただ、この後、「フォロワー数爆増!」「収益獲得!」と会社が思ってみなかった展開になる。


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