選ばれる人になりたいならば、「お客さんに起こる未来」を提示しよう。
こんにちは、中野あすかです。
11月だというのにダウンジャケットを出しました。こたつも今週末に出陣予定です。こんな調子で果たして越冬できるのか不安になってきました。
さて今日は、お客さんに指名されるための戦略について書いていこうかなと思います。
私たちコーチやカウンセラー、コンサルは、クライアントさんから選ばれて仕事が成り立つ職業です。クライアントさんが私たちに相談したい、と言ってくれなければセッションは始まらないし、お金をいただくこともできません。
じゃあ、
どうやったらクライアントさんは
「私に相談したい」と言ってくれるのか。
これって、資格のスクールでは教えてくれないし教科書にも書かれていなくて、みんなが一番最初に引っかかるところだと思うんです。
資格を取ったら、セッションが出来ると思っていたのに。
サービスを作ったら、お客さんが集まると思ったのに。
人知れず、めちゃくちゃ頑張って手に入れた資格もスキルも活用できずに、夢を諦めていった人は多いと思います。
なので今日は、私がひとつの答えを持ってきました。
もちろんこれだけが正解じゃないと思います。だけど、私はこれから書く方法を続けてきたおかげで、お客さんから「あなたの力を借りたいのです」と言ってもらえることができました。
これから個人のカウンセラーやコーチ、コンサルとしてお仕事をしていきたい人は、どうか最後まで読んでほしいなと思います。あなたが、夢半ばでこの仕事を諦めてしまわないためにも。
お客さんがあなたにお願いする動機を、「価格」にしないでね。
まず、どうかこれだけはお願いしたい、ということだけ先に伝えておきたくて。
それは、もし本気でカウンセリングやコーチングを仕事にしていきたいのなら、お客さんがあなたにお願いする動機を、「価格」にしないでねということ。
これだけ世の中にカウンセラーやコーチ(や相談に乗ることをビジネスにしている人)がいると、どうしても初心者は価格でしか選ばれないんじゃないかって思いがちだと思います。
私も最初そうでした。平均の単価より安く、平均のセッションの時間より長くして、売り出していたんです。
ただ、ココナラとかのスキルシェアサイトを見てもらえると分かるんだけど、カウンセリングやコーチングの価格競争って底がないんですよね。
少し想像してみてほしいんです。
「1,000円だったから、あなたを選びました」
と言われたとしたら。
その人は、あなたが将来セッションを1万円に値上げしたときに、50万に値上げした時に、またあなたを選んでくれるかどうか。
きっとそれは、NOなんですよね。
だって、お客さんは「1,000円だったから」あなたを選んだんです。お客さんは「1,000円のセッション」を求めていただけで、あなたを求めていた訳じゃない。
これってめちゃくちゃ悲しくないですか。
価格が購入動機のお客さんは、同じクオリティならもっと安いところを見つけたとき、そちらに行ってしまいます。これはどのビジネスでも一緒。初回クーポン目当てで美容室を回っている人がいるけれども(かつての私ィ!)、その人は同じお店をなかなかリピートしなかったりします。
本気でこの仕事で生活していきたい私たちが狙うべきは、やっぱりそこじゃないです。「あなたが良いんです」「あなただから良いんです」を勝ち取っていく必要があると思うんです。
あなたがいい!と指名されるために、自分が提供できる「お客さんに起こる未来」を提示しよう。
お客さんは、私たちの発信内容や活動を見て「この人に私の悩みを打ち明けられるか」をジャッジしています。それは有意識の中でも、無意識の中でも起こっていることです。
となると、頼られるための専門性を身につけなきゃ、とさらにスキルへと走りがちですが、私は専門性よりももっともっと大事なモノがあると思っています。
それは、自分が提供できる「お客さんに起こる未来」を提示できるかどうか?ということ。
私との対話で、こんな変化があるよ。
私のカウンセリングを受けたら、こんな日常を手に入れられるよ。
私とのコンサルで、こんな働き方をつくれるよ。
などという内容です。
悩んでいるクライアントさんは、「自分がどうなりたいか」を自分で的確に言語化できていないことが多いんです。
自分がどうなりたいか?をバッチリ言語化出来ている人は、割と、自分のあるべき理想像にどかんと乗っかって進んでいく力の持ち主のことが多いんです。
むしろ、頑張りすぎて分かんなくなっちゃった、という人がやっぱりカウンセリングやコーチングを受けることが多いと思うんですよね。私は完全に後者でした。
だから、提供者側が「自分と関わるとこんなコトが起こるよ!」というメッセージを伝えていくことってめちゃくちゃ大事で。
自分は「こんな未来」をクライアントさんに提供できますよっていう、「こんな未来」をひたすら考えて、伝えていく。それが発信活動であり、コンセプト設計であり、ひいては商品設計だと思っています。
”自分らしさ”とか”自分軸”という言葉からは、もう一歩踏み込まないといけない。
自分が提供できる未来を言語化するということは、お客さんのなりたい姿をこちらから投げかけるということ。これは、提案にも近いし、気づかせるという行為にも近いです。
だから、多くの人が用いる”自分らしさ”とか”自分軸”という言葉からは、もう一歩踏み込んでみてほしいなと思います。
”自分らしさ”とか”自分軸”という言葉はとっても便利だけれど、意味が大きすぎるが故に、あまり読み手に引っかからない言葉なんです。
私がオススメするのは、”自分らしさ”や”自分軸”を手に入れた先の世界を、お客さんに見せる/魅せること。
それは、月曜日の朝が辛くない生活かもしれないし、誰かにお伺いを立てずに働くことかもしれない。子どもの熱で仕事を休まなきゃいけないことにイライラしない生活かもしれない。
色んな表現で、”自分らしさ”や”自分軸”を手に入れた先の世界を提示してみてください。
もちろん自分自身が、”自分らしさ”や”自分軸”を手に入れた先に何を掴んだか?を伝えるのが、一番に説得力があります。
自分自身が手に入れた世界は、何より一番説得力のある世界観だと思うし、その世界観はあなたにしか生み出せない言葉になります。きっと、「自分にしか提供できないもの」になるはず。
自分のサービスが提供する価値を、言葉で定義することは怖いかもしれません。本当はあんな人にも、こんな人にも役に立ちたいのだから。
でも、言葉で世界観を定義するからこそ、「この人は、なんで私のことが分かるんだろう」と感動してくれる人がいるんです。
あなたの打ち出した世界観に同意してくれた人とのセッションは、きっとかけがえのないものになります。あなたのことが、あなたの世界観が大好きな人にこそ、あなたの言葉はきっと純度100%で伝わります。
読み手の「代弁」を積み上げていく
多分、私たちコーチやカウンセラーの発信活動って、読み手の「代弁」を積み上げていくことなんじゃないかなあと思っていて。
本当はこうしたい
本当はこう生きたい
幸せになりたい
自由になりたい
そんなお腹の底の野望を、引き出してあげるのが私たちの仕事なんじゃないかと。
もしかしてこう思っていない?と気づかせていく作業は、セッションとビジネスの共通点だと思うんです。
だからこそ、「自分らしく生きたいよね」「自分軸で生きたいよね」という丸く大きな言葉でなんとなく抑え込んでは勿体ない。
お客さんが本当に望む未来を、予測して、文字にして提示する。
難しくて、楽しくて、優しくて、温かいことだと思います。
一人じゃ難しいと思ったら、私を頼ってみてください。そんな時は、ぜひ公式LINEから連絡をしてね。
私自身も、ここまで自分のことや自分の提供できるものを言語化できるまでにとっても時間がかかりました。でも、今こうやって言葉にできているのは私にコーチがいてくれたから。
大丈夫。あなたの提供したい未来は、絶対届けたい人に届くはずだから。
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