書けば書くほど、私は、私のことをどんどん好きになる。
私にとって文章を書くことは、やっと見つけた人生を生き抜くための知恵だ。
何もない、まっさらなエディタの前でなら、本当の自分に従順になることができる。
汚い自分も、可哀そうな自分も、賢い自分も、面白い自分も、それが自分なんだと認められるのだ。
書けば書くほど、私は、私のことをどんどん好きになる。
あれほど自分が嫌いだったのに、あれほど自分に自信がなかったのに。
「書く」を得た私は、私をどんどん好きになっている。
書くときには、
「情けないなぁ」「不格好だなぁ」「どうしようもないなぁ」
と自らを憐れむ私のとなりに、
「でも、カッコいいよ」「でも、愛らしいよ」「でも、美しいよ」
と声を掛ける私がいる。
抱きしめたくなるくらいにヘタレで、頼りたくなるくらいソウルフルで。
文字を通して、そんな”私”を見ていると、ちゃんと生きている心地がする。
死んでるように生きてきた私を、生き返してくれた”私”に、お礼が言いたい。
自分の言葉を紡ぐことは、救いだ。
書くことは、報われなかった自分のことを愛す為の、最後の選択肢なのかもしれない。
自分を好きになるために、書く。
生きるために、書く。
これからもずっと。
【中野あすかについて】
替えの利かない、「ただの話し相手」として。個人でライフコーチをやっております。クライアントさんとお話ししたり、文章を書いたり、ラジオでひとり喋りをしたりしてのんびり生きています。
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