マガジンのカバー画像

雑穀愛

12
こよなく愛する雑穀について。コラムやレシピを中心に、マニアックなところまで掘り下げていくコーナー。ほぼ趣味。
運営しているクリエイター

記事一覧

【雑穀レシピ】優しいとろみのたかきび麻婆豆腐

たかきびの特徴といえば、ひき肉みたいな食感なところ。 見た目も似ているので、お肉の代わりによく使われます。そんな理由からミートミレットとも呼ばれています。 ちなみに、ソルガムやモロコシとも呼ばれることがありますが、どれも同じものです。わたしは、たかきびという呼び方が1番好きなので、たかきびと記載させていただきます。 ご飯に混ぜて炊くと、ほんのりピンク色になるところが可愛いので、色つきのご飯が食べたいときにはおすすめです。 ハンバーグ、餃子、そぼろ・・・ いろいろなひき

【雑穀ちょい足しレシピ】もちきびのひじき煮

黄色い色が特徴のもちきび。 エッグミレットとも呼ばれ、卵の代わりとして使用されることもあるほど、甘みとコクがあります。 黄色い色は、ポリフェノールで抗酸化作用があります。白米よりも、たんぱく質、亜鉛、マグネシウム、食物繊維が豊富です。 小粒なので、他の食材の邪魔になりません。 様々な料理にちょい足しするだけで、彩りもよくます。 今回ご紹介するレシピは、定番のひじき煮。これに、もちきびをプラスすることで、煮汁を吸い込みひじきと絡みやすくなります。その分、調味料は少なめ

【雑穀ちょい足しレシピ】お酒がすすむ!キヌアとキャベツのアンチョビ炒め

数年前からスーパーフードとして注目を集めている「キヌア」は、一度は食べたことがあるという人も多いのではないでしょうか。 キヌアがなぜ注目されているのかというと、カロリー(エネルギー量)は白米と同じくらいなのに、栄養価が高いという点です。特に、注目したいのがたんぱく質。アミノ酸スコアは85。(アミノ酸スコアは、たんぱく質の質を評価するもので、100に近ければ近いほど質のよいたんぱく質といえます。) その他にも、人間にとって必要な栄養素がまんべんなく入っていることから注目さ

【雑穀ちょい足しレシピ】人参とピーマンの3色ナムル

スーパーでもよく見かけるようになった、もち麦。コンビニの商品などでも使用されているものが増えてきました! 「もち麦ダイエット」としてブームになり、人気がでてきました。 なぜ、もち麦がダイエットに向いているのかというと、食物繊維が豊富だからです。食物繊維には2種類あり、水に溶けてお腹の中でドロドロになり不要なものを絡めとってくれる働きをする水溶性食物繊維。もう一つは、水には溶けず、お腹の中で便のカサを増やし、腸を刺激してくれる不溶性食物繊維です。 雑穀といえば、食物繊維の

【雑穀レシピ】たらこを使ってないのに、たらこ風~簡単にパラパラになるチャーハン~

たらこに似ている食感の雑穀といえば、アマランサス。 小さい粒々のこの雑穀、見たことありませんか? 最近は、スーパーフードとしてもよく知られています。 雑穀の中でも栄養価がバツグンに高いので、「スーパーグレイン」と呼ばれることもあります。 ただし、小さくても殻が硬いのでしっかりとよく噛んで食べましょう。たらこに似た、プチプチとした食感が楽しめます。 今回は、そんなアマランサスを使って、少ない材料なのに満足感があるお手軽なチャーハンをご紹介します。 アマランサスを入れたご

【雑穀ちょい足しレシピ】もち麦の鶏そぼろのきんぴら

ごぼうが好きです。 ささがきにするのは、少しめんどうですが、ピーラーを使えば案外すぐにできるので、千切りしたくないときに作るレシピです。 きんぴらごぼうもいいけど、きんぴらにするときは包丁で千切りにしたいというこだわりがあるので、ピーラーを使うときは、鶏そぼろと一緒に炒め煮にします。 プチプチとした食感が楽しいもち麦も一緒にいれています。もち麦を入れると調味料をもち麦が吸い込んでくれるので、少ない調味料でもいい感じに仕上がります。 最近は、もち麦の商品がたくさん発売され

【雑穀ちょい足しレシピ】ワインにピッタリ!生ハムとマッシュルームのサラダ

クリスマスも近くなり、お酒を飲む機会が増える時期ですね。 今年は、自宅での食事を楽しむことが多くなりそうなので、ワインにピッタリのお手軽サラダをご紹介します! サラダは野菜にドレッシングをかけるだけで完成する簡単な料理ですが、だからこそ奥が深いといつも思います。 どの野菜にどのドレッシングをかけるのか?いつも悩みます。 美味しいドレッシングはたくさん売っているので、いろいろ購入して試してみたいところですが、1本買うとなかなか使い切れない・・・という悩みが発生してしまいます

【雑穀ちょい足しレシピ】栄養価バツグン!大根とキヌアのふりかけ

今年の冬は、野菜が安くて助かっています。 立派な大根もお手頃価格だったので、葉っぱも全部美味しくいただきました。 大根の葉は、お味噌汁に入れたり、煮物に入れたりしますが、たくさんついているときは、ふりかけにしてご飯と一緒にいただくことが多いです。 ご飯が進むから大好き。 今回ご紹介するレシピでは、ごまの代わりに煎ったキヌアを混ぜています。 キヌアは、火が通りやすいので、ごまを炒る要領でキヌアを煎るとザクザクとした食感になり、香ばしくなります。 ■大根葉とキヌアのふりか

【雑穀かさましレシピ】切干大根ともちきびのチャンプルー

雑穀の中でも、最近1番良く食べているのが、もちきびです。 なぜなら、使いやすくて、色がキレイだから! 味にクセもなく、コクと甘みがあって食べやすいというのも好きな理由のひとつ。 そして、料理に使いやすい。 雑穀を目立たせずに食べたい方には、今回ご紹介するレシピがおすすめです。 言われないと、雑穀が入っていることに気がつかないくらいなじみます。 卵に混ぜ込んで、ボリューム感を足すという使い方をしています。卵がほどよくモチっとして、他の食材とも絡みやすくなるので、冷めても

【雑穀ちょい足しレシピ】副菜にピッタリ!にんじんの卵炒め

雑穀をおかずに使うメリットのひとつが、「かさ増し」です。ちょこっと雑穀を足すだけで、ボリューム感がぐんっと上がります。さらに、栄養価もアップ。嬉しいことだらけ。 そして、今日も卵のかさ増し。 卵といば、「もちきび」と相性がバツグン。 もちきびが使いやすくて、頻繁に使ってしまいます。卵と混ぜると、違和感なく食べられるので、雑穀が苦手な方にもおすすめ。 もう1品何か欲しいな、というときや、お弁当のおかずにぴったりです! ■にんじんの卵炒め 【材料】2人分 人参……1

【管理栄養士がすすめる】雑穀の3つの魅力~雑穀を味方につけるとよいこと~

こんにちは。雑穀をこよなく愛する管理栄養士の中西由紀です。 やたらと「雑穀」推しな私ですが、なぜそこまで「雑穀」をおすすめしているのか。その理由は「続けやすい」からです。続けられる食事の型が自分の中で確立されると、日々の食事がもっと楽しくなります。 今回の記事では、そんな「雑穀」のおすすめポイントを3つご紹介します。 ●こんな人におすすめの記事です。   ・ダイエットを何度も繰り返している   ・流行りの情報に惑わされて何を食べていいのかわからない   ・食事に罪悪感を

【雑穀をこよなく愛する管理栄養士が教える】雑穀の基本

年々、「雑穀」が手に入りやすくなってきました。 スーパーの棚には数種類の雑穀が並び、コンビニのおにぎりやお弁当にも使用され、レストランでも提供されています。 数年前に比べて、「雑穀」が身近なものになってきたのではないかと感じていますが、意外と「雑穀」が何なのか知らずに「何となく健康によさそう」というイメージで食べていらっしゃる方が多いように思います。 そこで、今回は改めて「雑穀」とは何なのか?ということと、食べ方をご紹介いたします。 雑穀ってなに?雑穀とは、「主食以外に日