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「ありがとう」は 私を成⻑させる魔法の⾔葉

 介護職員 新田さん
社会福祉法人中新川福祉会 特別養護老人ホームふなはし荘
(富山県中新川郡舟橋村)

「住み慣れた地域で長く暮らしたい。」
そんな地域の方の思いに応えようと、富山県中新川郡(上市町、立山町、舟橋村)にある3つの特養の施設が連携し、地域福祉の「今」を真剣に考える「中新川福祉の魅力発信プロジェクト」を実施しています。
 
今回はそのプロジェクトの一つとして、特養に入職し6年目の介護士、新田さんに福祉の仕事の「現在地」をインタビューしました!

 *特養:特別養護老人ホームの略称

私もおばあちゃんの役に立てるかな

福祉を学ぼうと思ったきっかけは、学校で友人が福祉を選択したからという単純な理由でした。でも、学ぶうちに段々と興味が湧いて、介護を学べば「小さい頃からずっと大好きなおばあちゃんの役に立てるかな」と思い、本気で勉強をするようになりました。
 
そんな中で、介護の実習の時にお世話になったのが特別養護老人ホームふなはし荘でした。職員の方々が温かく迎えて下さり、丁寧に指導してくださいました。実習が終わるころには「ここで働きたいな」と思うようになり、就職先に決めました。

利用者さんとの距離を縮める秘訣は笑顔

私は人見知りなところがあって、はじめはなかなか利用者さんとうまく喋れませんでした。ですが、お互いのことをまったく知らない状態だと、利用者さんとうまく交流ができなかったり、不安や不満を感じてしまったりする方もいることが徐々にわかってきました。そのため、「相手をもっと知りたい」と思うようになりました。
 
相手を知りたいとは思っても、急に喋るのは難しかったので、まずは「柔らかい表情を意識して、笑顔でかかわろう」と意識してみました。
そうしたら、ちょっと気難しい利用者さんが、私と関わるときだけ穏やかになってくれていることを周りの職員に教えてもらいました。
自分では気が付いていなかったのですが、「声の質や笑顔が違うのかな?」「新田マジックだ!」なんて言われて、そんなときに「私にしかできないことがあったんだ」と思えて嬉しかったです。

介護は職員と利用者さんの「支え合い」

ふなはし荘に入職して6年。今まで仕事をしてきた中で、利用者さんが暮らしやすい環境をつくることを大切にしています。利用者さんに毎日を不安なく穏やかに過ごしていただくために何よりも大切にしているのが、コミュニケーションです。
 
コミュニケーションを通じて一人ひとりの利用者さんを知ることで、その人にあった声のかけ方や接し方を少しずつ見つけることができるんです。
一人ひとりに合った対応ができれば、よりその方の安心につながると思っています。
 
利用者さんとの関わりは、一番大変だけど、一番面白いです。
心がくじけそうな時もたまにありますが、何気ないときに利用者さんから「ありがとう」と言われることでとても心が救われています。
そんな意味で、介護の仕事は、職員が頑張るのではなく利用者さんからもたくさんのエネルギーをいただくことができるので、「支え合い」の仕事だと考えています。
 
まだまだ未熟ですが、一人ひとりの利用者さんのことを少しでも多く知り、「支え合い」ができるような立派な介護職員を目指したいです!

新田さんの職場・ふなはし荘はこんな施設!
富山県舟橋村
社会福祉法人中新川福祉会 特別養護老人ホームふなはし荘
*施設ホームページを見る*

中新川地域の福祉職場は働きやすい!
もっと働くイメージを膨らませたい方は、こちらのパンフレットをご覧ください。

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*本記事は「令和4年度富山県小規模法人のネットワーク化による協働推進事業」の一環として制作されました。


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