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⼦育てと仕事の先にあったのは 自分の成⻑だった

介護職員 講神さん
社会福祉法人立山福祉会 特別養護老人ホーム竜ヶ浜荘
(富山県中新川郡立山町)

「住み慣れた地域で長く暮らしたい。」
そんな地域の方の思いに応えようと、富山県中新川郡(上市町、立山町、舟橋村)にある3つの特養の施設が連携し、地域福祉の「今」を真剣に考える「中新川福祉の魅力発信プロジェクト」を実施しています。
 
今回はそのプロジェクトの一つとして、3人のお子さんを育てながら介護の仕事を続ける、講神さんに福祉の仕事の「現在地」をインタビューしました!

 *特養:特別養護老人ホームの略称

「笑う門には福来る」がケアのモットー

小さい頃、祖母にすごく可愛がってもらっていて、その経験から、小・中学生のときには「お年寄りに関する仕事をしてみたいな」「誰かの役に立てる仕事をしたいな」と思っていたので、福祉関係の学校へ進学しました。
実習先としてお世話になったことや、学校の先生からの後押しがあったこと、そして何より「家が近かった」ことも大きな後押しとなって、特別養護老人ホーム竜ヶ浜荘に就職することになりました。
特に冬の雪道は厳しいので、家が近いことが、働くうえでとても大事だと実感しています。
 
介護士として勤務して、18年。今の私のモットーは「笑う門には福来る」です!
笑顔は、長生きにつながったり、心にいい影響を与えたりしてくれます。
だから、ご利用者の方とお話しするときは、冗談を言ってみたり、話すときにダジャレで返してみたりして、に自然と笑ってもらえるように心がけています。
お年寄りの笑顔が見られると「やった!」と思い、「この仕事をしていてよかった」と実感します。

資格取得で、「寄り添うケア」のさらなる高みへ

介護の仕事には、たくさんの出会いと別れがあります。介護施設ではご利用者ご本人だけでなく、そのご家族ともかかわる時間が多くあります。お話をする中で、介護や育児・障がい・家族…いろんな悩みを抱えている方がおられます。
そういった悩みを少しでも解消しながら「人生の最後のときまで楽しく過ごしてほしい」と考えるようになりました。
 
そのために、どんな寄り添えるサポートができればいいのかを考え、行きついた先は「資格」でした。
介護の仕事は、働きながら資格を取得することもできます。なので、私の今の目標は、より寄り添った支援ができるよう今以上の資格を取得し、スキルアップをしていくことです。
沢山の笑顔で元気をくれたり、ときに人生相談にのってもらうこともあるご利用者の方々に、恩返しをする気持ちで日々勉強しています。

職員もご利用者も皆が子育てを応援してくれる

私は現在3人の子どもを育てながら働いています。
子育てをしていると、子どもの行事や体調不良で急に休まなくてはいけないことがあります。でもそんなときに、職員だけでなく入所者の方も一緒に温かく受け入れてくださるのが何よりも嬉しいです。
 
突然休むのは申し訳ない思いになりますが、皆が「今日は休まなくて本当に大丈夫?」と声をかけてくれたり、入所者の方からは「もういいから早く帰りな」と言ってくれたりします。周囲の方に支えられているからこそ、今もずっと勤めることができていることを実感します。
 
この職場は何よりも子どもが一番だと理解してくれていて、温かく寄り添ってくれます。子育てをしながら働きたいと思っている方にも、ぜひ来ていただけたら嬉しいです。

講神さんの職場・竜ヶ浜荘はこんな施設!
富山県立山町
社会福祉法人立山福祉会 特別養護老人ホーム竜ヶ浜荘
*施設ホームページを見る*

中新川地域の福祉職場は働きやすい!
もっと働くイメージを膨らませたい方は、こちらのパンフレットをご覧ください。

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*本記事は「令和4年度富山県小規模法人のネットワーク化による協働推進事業」の一環として制作されました。

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