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介護士は「やさしい人」になれる

介護職員 小森さん
社会福祉法人富山聖マリア会 特別養護老人ホーム常楽園
(富山県中新川郡上市町)

「住み慣れた地域で長く暮らしたい。」
そんな地域の方の思いに応えようと、富山県中新川郡(上市町、立山町、舟橋村)にある3つの特養の施設が連携し、地域福祉の「今」を真剣に考える「中新川福祉の魅力発信プロジェクト」を実施しています。
 
今回はそのプロジェクトの一つとして、お子さんを育てながらケアマネジャーの資格取得を目指している、小森さんに福祉の仕事の「現在地」をインタビューしました!

*特養:特別養護老人ホームの略称

決め手は、職員の方からの「働いてみない?」

元々別の仕事をしていましたが、たまたまお休みのとき、実家の祖母のところに来ていた、常楽園のケアマネジャーの方とお話しする機会がありました。
そこで、福祉関係の仕事に興味があったことや、学校の授業も福祉コースを選択していたことを話すと、「じゃあ、働いてみない?」と言われて、見学に行くことになりました。
見学を通して「あ、ここで働いてみたいな」と感じ、特別養護老人ホーム常楽園で働き始めました。今では姉妹で働くほどお世話になっています。

介護を通して「やさしい人」になれた

最初は利用者の方とうまくコミュニケーションが取れず、なかなか心を開いてくれなかったり、相手の行動に戸惑うことも多くありました。ですが、毎日何気ないことでも「ありがとう」と利用者の方に感謝されるたびに、もっと利用者の方といい関係を築きたいと思うようになりました。
たとえば、癇癪を起こした利用者の方の行動の背景を考えるようになりました。今どんなことを考えて、その行動に至っているのか。考えをめぐらすうちに、「こうしたいから訴えているんだ」と分かるようになって行きました。
介護の仕事に就いたからこそ、相手の行動の背景にある、気持ちのことも考えられる「やさしい人」になれたように思います。
 
また、長年勤務していると、利用者の方のお別れに立ち会うことも少なくありません。悲しかったり辛かったりすることもありますが、初心を忘れず、最期の日まで心地良く過ごせるような介護をめざしています。

子どもに誇れるケアマネを目指す!

福祉の職場には、子育てを経験した方、お孫さんがいる方もおられ、子育てに対する理解がある環境だと感じます。なので、資格の勉強もしやすくて助かっています。
仕事に限らず、プライベートな相談もできる環境でとても居心地がいいので、つい甘えてしまうこともあります。
大変なこともありますが、休日や仕事終わりに子どもと過ごしたり、ジムに行ったりとオフの時間を楽しむこともでき、あの時この世界に飛び込んでよかったと思っています。
 
また、利用者の方の役に立ちたいと思うと同時に、子どもに自分のカッコイイ姿を見てもらいたいという気持ちも大きいです。
グループリーダーという立場で満足せず、今後はケアマネジャーの資格を取って、介護職の経験を活かして、今以上に仕事を頑張りたいと思っています!

小森さんの職場・常楽園はこんな施設!
富山県上市町
社会福祉法人富山聖マリア会 特別養護老人ホーム常楽園
*施設ホームページを見る*

中新川地域の福祉職場は働きやすい!
もっと働くイメージを膨らませたい方は、こちらのパンフレットをご覧ください。

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*本記事は「令和4年度富山県小規模法人のネットワーク化による協働推進事業」の一環として制作されました。

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