◉バレンタインよ永遠に。

もう2月。

今年ももう2月。

あれだけ行かないでくれと願ったクリスマスもお正月も私を無視して行ってしまった。

先日のバレンタインデー。

学生時代はとてもワクワクした。

見事チョコを貰えた時、その日から数日間は無双状態だった。

大人になるとワクワクが減る。

あの頃よりやろうと思えばお菓子の大人買いもできるしガチャガチャも連続で回せる。

それなのにワクワクは無い。

あれだけ楽しみだったバレンタインデーももう胸が躍る事は無い。

バレンタインは普通の一日になってしまった。

これではいけない。

大人になった今ワクワクは自分で作る物。

何もしなくても向こうから飛び込んで来るようなワクワクは学生時代で終わり。

これは悪い事ではなく、成長と共に訪れる自然の流れらしい。

成長した防衛本能などがワクワクの邪魔をする。

故に物事への好奇心はどんどん失われて行くそうだ。

好奇心はワクワクの燃料となる。

それを絶やさぬよう日々楽しそうな物を探して生きて行くのが良いのだろう。

普通の日となったバレンタインデー。

チョコのワクワクは無くなった私に妻が新たなプレゼントをくれた。

赤貝。

私の好きな赤貝。

今年のバレンタインに妻はこれをくれた。

「チョコはやめてこれはどうかと思った。」

その瞬間、私は新たなワクワクを手に入れた。

「そうか。チョコでワクワクしなくなったのならこれからは赤貝なんだ。」

これでまた毎年ワクワクできる。

バレンタインデーではなくレッドクラムデー。

レッドクラムが合っているかはさて置き。

これからは毎年赤貝でワクワクしたいと思う。

義理赤貝でも友赤貝でも良い。

とりあえず毎年チョコをくれるお母さんに来年からはこれで行きたいと伝えてみようと思う。

流行れ赤貝。

それではまた。