T.N./T.O.

某大学で考古学を志してゐるものゝ、懐疑や自己嫌悪に塗れた故に厄介人となる物書きとその付…

T.N./T.O.

某大学で考古学を志してゐるものゝ、懐疑や自己嫌悪に塗れた故に厄介人となる物書きとその付添人也。 創作に纏わる諸事を連ね、または趣味の暴露も時々ではあるがしたいと思う。

最近の記事

考古学をやめた日のこと。

2023年9月4日。 多分生涯忘れることの無い日。そんな日のできこと。 9月4日 朝はいつも通り5時に起きた。うとうととしながら、車に乗って現場に向かった。もうあの時は高速通勤をできる身体ではなかった。中央分離帯にぶつかりそうになることなんて、もう日常茶飯事だった。 「死ななきゃいい」 それだけを考えていた。  あまりにも眠い。パーキングエリアと高速を降りた後にあるいつものコンビニに寄って少しだけ眠っていた。最後にまともに現場へ直行できたのはいつだろうか。そうして、曇天

    • Не Знаю...(小沼潔)

      はじめまして。小沼潔と申します。不定期ではありますが、作品を投稿していこうかと思います。何卒宜しくお願い致します。  たぶん、この世界の誰に聞いても、あの年は暗黒時代の始まりだっていうんだろう。僕も間違いなくその一人であって、どうにかして別世界に行ければいいなと思うことも少なくなかった。かといってタイムマシンが作れるわけでもないし、まして時間を司る論理なんてのを知っているわけでもない。物理学は最も僕の知識欲からかけ離れた存在領域だ。  しがない大学生、っていうのが僕の肩書

      • Peaceの箱と、反戦と。

        戦争の、間直に感じる時が来てしまっている。そう、いわゆる僕が「ウクライナ・ロシア戦争」(以下、「戦争」と呼びます)と呼ぶ、あの惨状である。 更新した3月4日、ロシアはウクライナ国内もとい世界でも最大級の原子力発電所への攻撃を継続している。幸い原子炉などに直接的なダメージが言ってはいないとの事であるが、万が一そこに被害が出た場合、チェルノブイリ原発事故の約10倍の被害が懸念されるとの事だ。 さて、戦争の開始からわずかであった2月26日のことである。日本のウクライナ大使館は渋

        • オンライン文化祭は、やはり「代替」。

          小田です。今日は少し評論のような形になりますがご容赦いただけたらと思います。 1.最初に今週は、大学祭が開催される週間という事で一週間の休暇であった。私の大学における大学祭は11月1日(日)・同2日(月)・同3日(火)に開催されたわけだが、このご時世という事もあり、すべてオンラインでの実施となった。 2.オンライン大学祭のシステム私の大学において導入したシステムを概観していきたい。今回はメイン会場である大学キャンパスをバーチャルで作成し、それをメイン会場にしたのである。

        考古学をやめた日のこと。

          5月も終わる。

          5月26日。緊急事態宣言の全面解除に伴い、私の実家周辺でも人出が増えた。カラオケ店が開いたので、夕方に行った。私しかいなかったらしく、店内BGMばかりが最初は聞こえた。私が歌い始めた後にヒトが入ったらしく、「矢が刺さってしまってもこらえて強引にだって進んでけ」(「ふっかつのじゅもん」)。強引に進んだら密ですと怒鳴られ、県外ナンバーだと言ってボコボコに殴られる。あわよく逃れても自粛警察による密告でアウトだ。 大学は「解放」されない。図書館すら開かない。市町村や都道府県の図書館

          5月も終わる。

          ご挨拶。

          この様な形で、突然だがブログを始めてみようと思う。 抑々、長文を連ねるにはTwitterやその他所謂「SNS」では不足感が否めない時がまゝ在つた。 第一、これを書いてゐる2020年5月16日は、某ウイルスによる災禍の最中であり、他者とのコミュニケーションが取れない。人との接触が限定される事で、是程まで人間の心は蝕まれてしまうのだと驚きを隠せない。 其処で、である。今回私はこのブログを立ち上げることによって、私の存在証明とするとともに、仮に私の身に何かが有つた際に備えたい

          ご挨拶。