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5月も終わる。

5月26日。緊急事態宣言の全面解除に伴い、私の実家周辺でも人出が増えた。カラオケ店が開いたので、夕方に行った。私しかいなかったらしく、店内BGMばかりが最初は聞こえた。私が歌い始めた後にヒトが入ったらしく、「矢が刺さってしまってもこらえて強引にだって進んでけ」(「ふっかつのじゅもん」)。強引に進んだら密ですと怒鳴られ、県外ナンバーだと言ってボコボコに殴られる。あわよく逃れても自粛警察による密告でアウトだ。

大学は「解放」されない。図書館すら開かない。市町村や都道府県の図書館はと言えば開放されたではないか。無論対策を取っていないわけではない。しかし、開放されているのである。大学は何をやっている?図書無くして基礎研究の把握と進展はない。とりわけ、学生には不可欠の存在であるにもかかわらず、何故全面的に閉鎖するのか?アカデミズム(基礎を知るための官学として)の凋落の道を自ら進むのと同じではないか?

私の大学では28日に「解放」指針が出るようだが、正直あてにしていない。所詮は資本に毒された企業である。アカデミーとしての矜持なぞどこ吹く風である。

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