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【自分の致命的な欠陥】

今日は自分の致命的な欠陥について述べる。

私はズバリ計算や推論、短期的な記憶がとても不得手。

言うなら脳の非言語分野に何かしら欠陥があると思う。

小学生の時代から数理というあまりにも抽象的なものは理解しづらい。

国語や理科、社会はかなりできる方だったが、算数がとことんできない子だった。

九九を覚えることは学年で一番遅かった。

周りの子はどんどん理解して覚えるが自分はできなくて散々大人に怒られた。

どうも数字というあまりにも抽象的な事柄は記憶に残りにくいらしい。

また、文章題など最悪だった。

文章を読んでも頭の中に何のイメージも湧かない。

数式が浮かんだりはしないから終始、「どうするのかがわからない」状態。

考えても頭に”モヤ”がかかったような気分で気持ち悪くなる。

簡単な計算も指を使ってしまうことがあるし、暗算なんて2桁の計算でも一苦労。

だから、高校時代に理数系に文系の3倍は勉強時間割いたけどなんでか文系科目が圧倒的によく、センター試験では数学Ⅰ・Aは10点、数学Ⅱ・Bは0点だった。

明らかに脳の特性が偏っている。

数学的な考え方、理詰めな思考法は今でもできない。

例えば、将棋や囲碁で「先の手を見抜け」みたいなことも考えることだ。

駒を「なんとなく動かす」ことはできても「Aという駒は〇〇だからBに動かす。そうするとCが〜」みたいな論理が頭に思い浮かばない。

他人の頭の中はのぞいたことないけど、将棋や囲碁のできる人の思考回路はたぶん私とは違うのだろう。

順序立てて物事を考えることが困難。

こんなだからよく「計画性がない」「もっと考えろ」「論理的に物事をみろ」「数字を読め」と怒られる。

しかし、自分にとって理詰めに考えれないのは「怠けていること」ではなく「できないこと」なのだと思う。

正直、右手の人差し指で右腕の外肘を触るような強要される感覚というかDVDプレイヤーにカセットテープを入れている気分、要は無理な感じがする。

調べてみると学習障害に近いものがあるらしい。

こんな感じだから非常に生活で困ったことが多々ある。

まず、簡単な計算ができないのでレシピ通りに料理を作る時、グラムの計算が一瞬ではできない。電卓は必須だ。

推論をもとにしたゲーム、人狼とかわけがわからない。

この間は周りからリアル狂人扱いされた。

ビジネスの場面でどういうリスクがあってどういう儲けがあるとかうまく考えられない。

損益分岐点だとか計算していく部分が意味不明なものになってしまう。

こういう部分をできないので「馬鹿扱い」されたり、「頭が足らない」という評価をされる。

自分としては頭の中がエラー状態で困惑しているだけなので「考える」のがつらいし、そういう評価をされるのもつらい。

でも、「自分は数学的に、理詰めで考えられないんです」とも言いにく。

だって相手はそれが息を吸うようにできる人だから、言っても「何を馬鹿なことを」と信じてもらえず、さらに「怠け者」扱いされる。

これが結構、しんどいものがある。

ただでさえ、「できないこと」を認めるのに一苦労。

できる人に「できない」と言う勇気を出すのにまた一苦労。

勇気を出して言ったことを理解されなくて気を落とし。

さらに相手から馬鹿にされて傷つき。

ついでに「怠け者」の称号を与えられて・・・もうたくさんだ!

一体どれだけ嫌な思いをするのやら。

別に相手も悪気はないのだろう。

ただ、わからないだけ。

何とも度し難い。

今までどれだけこの欠陥に苦しめられたか、わからない。

今更、治せる欠陥でもないだろうし、なんだか自分が「欠陥人間」だと思えてくる。

普通の人より劣っている感じがして涙が溢れる。

自分は平均的な人間より出来が悪いのだと。

性能的に劣った劣化品、いや廃棄されるべき出来損ないだと。

そんな風に考えて・・・嫌になる。

このまま、自分は「普通」に生きれないのか・・・。

絶望的な気分になる。

(続く?)

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