61歳パパの子育て。「パパ、お花きれいだね。いいにおい」
今朝、保育園に年少の息子を送って園庭に入ると、
「ふうま、見て！」と次々に女の子が声をかけてきた。
中には
「あっ！ふうまが笑った」って、嬉しそうに微笑む女の子もいた。
ふうま、人気者でモテモテじゃん、父ちゃん、嬉しいぞ。
日曜日の昨日、
「パパ、ここで写真撮って！」
もうすぐ3歳半になる息子、颯馬（ふうま）。
最近、何でも自分で決めて自分でやりたい感情が育っているように思う。
だから、夫婦揃っていくつかの選択肢を与えて、息子に選ばせるように心がけている。
今まで旅の仕事を通じて上下ではなく、人対人、横の関係をつくってきた。
それは子育てでも変わりない。
帰宅して妻と写真を見て驚いた。
偶然にも息子の一言で撮った一枚がまるで合成写真のように綺麗に撮れていた。
「春っぽい、いい写真だ！」
思わずFacebookとnoteのヘッダー画像を、ちょっと明るく補正して、この写真に差し替えた。
妻が冬物と夏物の入れ替えと部屋の模様替えをするため、2日間連続、息子と2人で過ごすことになった。
息子と手を繋いで歩いて横浜山下公園へ。偶然にも、「FLOWER GARDEN 2023」をやっていた。
山下公園に着くと、パッと手を離して駆け出す息子。
「パパ、お花きれいだね。いいにおい」と息子。
そう言ったかと思うと、海まで走り出した。俺もダッシュで追いかける。両足の踵を上げて柵に身を乗り出して海を見下ろす息子。海に落ちそうでヒヤヒヤするが、数メートル置きに何度も繰り返して笑っている。
息子は花よりも海が好きみたいだ。
潮風に吹かれながら、海と花の匂いを感じながら2人で散歩。その後、元町でペットショップのワンちゃんを見たり、厳島神社の滑り台で遊んだりして、
「帰りたくない」という息子を抱っこして汗かいて帰宅した。
Tシャツでも息子を抱っこしていると汗ばむ陽気だった。
抱き上げると息子がキュッと抱きしめてきて俺の肩にアタマをもたれかかって甘える仕草をした。
息子の髪の匂い・・・記憶に残りそうだ。
でも、息子にとって一番好きなのはママの匂いなんだろうな。
「帰りたくない」と駄々をこねた時には、いつも、「次にやることを言う」と気持ちが切り替わる息子。
「ママと一緒にランチは美味しいピザを食べようよ」
1ピースからテイクアウトできる元町のピザ店「045 pizza MYRO」でピザを買って帰った。ここのピザはNYで食べたアメリカンな味がする。ちょっと遅い日曜のランチになった。
五感を刺激しながら世界70カ国を旅した俺。匂いや味で旅の記憶がよみがえることが時々ある。
今朝は、妻が入れてくれた香り高いハワイのコナコーヒーを味わいながら、ハワイ島の旅を思い出し、
「いつか息子が大きくなった時に、ふと山下公園の散歩の記憶がよみがえることがあれば嬉しいな」なんて考えた。
学びの場が多様化している今、この横浜という地域も学校だと思う。息子の記憶のどこかに、学びって「楽しい」とか「嬉しい」という感情が残ることが教育の原点になるように思う。
昔から子供たちには、
やりたいことをやらせてあげようって。
やりたいことをやって
それで失敗しても自分の財産になる。
だけど、やらされて失敗したら
それは誰かを恨むことになるかもしれない。
暢子は今、
何がやりたいか分からないことが一番つらい。
だけど、そればかりは何にもしてあげられない。
ただ見守ることしか・・・
「親」という字は、木の上に立って見ると書くからね。
NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』より
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