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My Story 第1章


皆さん、志望大学はどうやって選びましたか?

私は大学をイメージで選んでしまいました。

入学して何がしたいのかも全く考えず、将来なりたいものや、やりたい仕事があり、だからその夢を叶える為には、この大学のこの学部、この教授の元で学ぶのだ!
という明確な目標も夢も全くありませんでした。


だから本当にただ入学しただけ。
入学がゴールになってしまっていました。




高校3年生のとき、私は予備校で出会った同じ学年のお付き合いしている男性がいて、偶然、同じ大学に合格しました。
そして入学後もしばらくはお付き合いしていたのですが、
すぐにお別れしてしまい、ある日気付いたら、私が入学して初めて友達になり、一番仲が良いと思ってた彼女とその私の元彼が付き合っている事が発覚しました。

同じコミュニティに居場所がなくなり、
私は入学してすぐに自分の居場所を大学内に見つけることが出来ず、
ずっとそんな状態がその後大学生活の4年間続きました・・・。


日本テレビ「恋のから騒ぎ」出演

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そんな中、大学2年時に日本テレビ「恋のから騒ぎ」第3期生としてテレビに出演しました。

当時「恋のから騒ぎ」は人気番組で、私も1期生をテレビで見ていて、
最前列の綺麗で知的なお姉さんに憧れ、『私も出てみたい!』と思い、
勢いで応募してみたんです。

そうしたら、なぜか選ばれてしまいました。

当時大学内に居場所がなかった私なので、
テレビ出演しているからといって、
周囲からチヤホヤされる事は、ほとんどありませんでした。


「恋のから騒ぎ」の同期には女医で活躍されている西川史子先生も
いらっしゃいました。
出演者の半分以上がタレント事務所に所属していました。
私は素人出演。
事務所に所属している方たちとの違いを目の当たりにしましたが、
当時は大学生という立場だったので、さほど気にしていませんでした。



就職活動スタート

テレビ出演も1年間で終わり、いよいよ就職活動スタート。
あい変わらず、全く将来に対する夢も希望もありません。
そんな迷いの中就活しても面接官に見抜かれ、ほとんど内定をもらえず、
唯一内定をいただけた会社が1社ありました。

そこも結局辞退し、卒業時は何も決まっていませんでした。

中途半端にテレビ出演を経験してしまった事もあり、
大阪で芸能事務所のようなところに所属したのですが、
通った途端、競争の激しい世界だという事を目の当たりにし、
自分には合わないと辞めてしまいました。

もう全てが中途半端。

大学卒業後、大学生という守られた存在でもなく、
社会人でもない何者でもない自分がすごく不安で嫌になり、
就職情報誌を片手に就活を再スタートしました。
(当時はまだネットと情報誌両方でした)

そこで、何社か受けた中で採用されたのがエレベーター会社の事務職でした。
3月に大学を卒業してから、就職したのが、6月でした。


就職

6月から働き始めたエレベーター会社の事務職。
制服があって、出社したら全員の机の上を拭いたりするいわゆる一般的な事務職のイメージ通りの仕事。
そんな中、働き始めてから2カ月が経った頃、1本の電話が自宅にかかってきました。

大学を卒業してから再スタートした就活の中で、
以前面接を受けたある旅行会社の面接担当者からの電話でした。
「大阪での採用はなくなったけれど、東京で採用枠ができたから来ないか。」と。

私は〝こんな私を必要としてくれるところがあるなんて・・・”と、
当時の私は、皆と同じように4月から新社会人としてスタートをきれなかった事への負い目や劣等感があり、自分を必要としてくれる場所がある事をとても嬉しく感じました。

両親にその話をするともちろん大反対。
特に母親は、
「しなくても良い苦労をわざわざする必要はない、
お嫁に行くまで実家にいるのが一番!」
と、大反対でした。


大阪から東京へ

しかし親の反対を押し切り、私は8月に大阪の会社を辞めてすぐに上京し、
9月から東京の会社で働き始めました。

しかしながら会社の合併や色んな事があり、会社を辞めることになりました。

その後転職をし、転職先の会社で、夫と出会いました。


26歳で結婚

夫と出逢った当時は、私は10歳年上の男性とお付き合いしており、
夫にも彼女がいました。
お互いそれぞれの相手と真剣に付き合い、もちろん結婚も視野に入れていました。
そんな中ある日一緒に携わった仕事の打ち上げを兼ねて、
一緒にご飯を食べに行く機会があり、そこで意気投合してしまったのです・・・

お互い付き合っている相手がいる中で、
お互いの相手と別れてまで付き合うのだから、
言葉にしなくても結婚を強く意識していました。

10歳年上の彼は、いわゆる年収も学歴も良くてグローバルに活躍していて、私の憧れの生活を実現してくれそうな人。

一方、出逢った頃の夫は、当時の私より年収は低く、
貯金もない、ないない尽くしの人。

私は本当に彼で良いのか、悩みに悩みました。
本当に失礼な話ですが、当時は自分の将来を左右するので、
悩みに悩んでいました。


自分では決めれないから誰かに決めて欲しいと本気で思ったほどです。

でも最終的に相手から肩書、地位、財産、名誉などを取っ払い、
裸にしてみた時に、この人じゃなきゃ嫌だと、
この人の隣にいるのは私じゃなきゃ嫌だと心から思った
のです。

なぜそう思ったのか・・・

自分なりに分析すると、夫はきっと相手が誰であろうが自分が好きになった人、目の前にいる人、愛する彼女や奥さんを一番に大事にし、
ずっと変わらず愛し続けることができる人。

一方、今までお付き合いした男性は、そんな風には感じる事がなかった。

相手を幸せにする能力、
絶対的な安心感を与えられる能力がこの人にはある
と感じました。
そう思わせる事のできる人でした。

そして色んな事を乗り越えて結婚。
私が26歳、夫が27歳の時でした。

お金のない私たちは、質素な結婚式を挙げました。

もちろん、私にも憧れの結婚式のイメージはありました。
いわゆる友達に自慢できるような素敵な場所での結婚式。

でもやはり現実を見据えて、一時の結婚式にお金をかけるより、
その後の二人の生活にお金を回した方が良いという堅実な選択をしました。

結婚してから約3年後に長女を妊娠し、
産休・育児休業を経て職場復帰をしました。

私の実家は大阪なので、何かあってもすぐに親に頼る事が出来ず、
慣れない一人目の育児にはノイローゼ気味になったりしていました。

育休からの職場復帰→転職


そして、職場復帰をした会社は約6年でやめることになりました。

私が育休に入る少し前にオーナーが株を外資に売ったことで、
会社の風土が180度変わってしまったのでした。
育休から復帰をしてみたら、
新規部署配属となり、残業ができない私には責任ある仕事を任せてもらえず、ほとんど仕事がない毎日を送っていました。


このままで良いのかな、ただ単に時間だけが過ぎていく・・・
時短勤務だし、今は仕方ないのかな・・・
そんな悶々としていた時に、
またある方からの電話が・・・・


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