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"コーチングの限界点"を ズバリ指摘してみた。

この記事ではコーチングの限界点を、心理学と仏教を実践した僕が説明と解説をしていきます。

●「コーチングの限界点」とは


いきなり結論から入って申し訳ないのですが、
今記事のタイトルである「コーチングの限界点」とはコーチとクライアント相互に内在している要素しか出てこないということです。これが限界点です。


そもそもコーチングとは、結局コミュニケーションですので、双方の過去に経験した事しか出てきません。

もちろん、その経験が土台となって、いろいろと話し合うことでアイデアなどが創造されることは多々ありますが、結論的には相互に内在している要素しか出てこないという構造になっています。


つまり、
例えると 深い湖を2つイメージしてみてください。

一方の湖には湖底に宝石が入ってるとして、水に潜っていけば宝石が出てくるので、深く潜ることができて宝石を取り出せる人であれば宝石をゲットします。

しかし、
もう一方の湖の湖底はヘドロがあるとして、そこに潜ってもヘドロが出てくる。もしかしたら、頑張れば宝石とかが出てくるかもしれないけど、潜る側の人にスキルがなければ途中までしかいけない。

コーチングはこれと同じ構造になっています。


ちょっと例えが難しかったですか?

その場合は、
ここから下にスクロールしていくと、
コーチングに意味や効果・変化を感じない人がいるのはなぜなのか、その一般的理由を解説しております。

もし、これら主張の根拠が気にられた方があれば、
📖こちらにある私の自己紹介などを時間がある時にでもご覧くださればと思います。

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わかりやすい結論は

コーチングに意味や効果・変化を感じない人がいるのはなぜなのか 解説する前に

コーチングに対する結論を述べておくと、

1.効果のないコーチングはやめておいた方がいいと思います。コーチ側に問題があります。
2.コーチングに効果がないと思うならやめた方がいいです。効果がないと思うなら意味がなくなるからです。
3.希望を見出すならコーチングは受ける価値があると思いますが、依存心があると効果が半減します。


ここから以下に
僕が生徒に定期的に配信している【コーチ・navi  】を一部 乗せておきました。

コーチングに関する基礎知識もつまっているので、ご興味がおありでしたら、一読していただければコーチングの一般的な部分も含めて無駄なくお伝えできると思います。

初めての人でも、たぶん10分〜15分以内には読めると思います。

まずは、「コーチング」とは

コーチングとは、「相手の中から答えを引き出す」ためのコミュニケーションスキルです。

クライアントの抱えている問題に関して、手取り足取り答えや解決策を教えるのではなく、クライアント自身に気づいてもらうよう促します。


コーチングを行う人を「コーチ(Coach)」といいますが、スポーツなどのコーチとは、このクライアント自身に気づいてもらうというスタンスをとる点で異なります。

1人1人のコーチがどんなコーチングを行うのか(=コーチングスキル)は、コーチがどこで、どんな目的のためにコーチングを学んできたのかによって違います。


コーチングは、一般的にまだまだ馴染みのないものですが、日本でも導入している企業は増えてきています。アメリカやイギリスなどの海外では、企業が組織のパフォーマンス向上のためや、スポーツ選手が自身のパフォーマンス向上のためにコーチングを導入したり、自分の目標を実現して、人生をよりよくするためのセルフコーチングなどの形で、コーチングが普及していきました。

日本におけるコーチングは、もともと「人生をよりよくするための手段」 として関心を持たれていました。しかし、次第に、人材教育になどに利用するためにマネジメントスキルとしても注目を集めるようになりました。

そのため、教育関係者、医療関係者、個人の方々などにコーチング実践者が増えていったので、徐々にコーチングに触れる人は増えています。

コーチングの種類

「コーチング」と一言に行っても、実はコーチングにも種類や「流派」と呼べるようなものがあります。

例えば、ビジネスシーンで成果を上げることを目的に、セールス力やプレゼン能力の向上など、個人個人の能力を引き出す人材育成の一環として実践されているコーチングは「ビジネスコーチング」と呼ばれます。

また、起業するための自信が欲しいとか、異性と良好な関係を持ちたいという、個人の目標達成を目的としたコーチングを、「パーソナルコーチング(ライフコーチング)」といいます。

個人起業家のコーチが行うコーチングは、このタイプのものが多い傾向にあります。また、自分で自分にコーチングを行う「セルフコーチング」というものもあります。これを行う場合、問題や悩みを深い部分から解決していくにはコツややり方をしっかりと学び実践する必要があります。

以上がコーチングについての基礎知識です。

一応、限界点を言っておきながら、コーチングは有効活用することで成長をサポートしてくれる効果的な手法だと思っています。ポイントを押さえて行えば、それなりに成果もあると思います。

そのようにコーチングを受けて効果や変化を感じる人がいる一方で、「コーチングなんて意味ない」「どんな効果があるのかわからない」「本当に効果があるのか怪しい」という声を聞くことがあります。

コーチングに意味や効果、変化を感じない人がいるのはなぜなのか、その理由はこれから解説します。

コーチングの効果がない理由

結論は最初に記述したとおりですが、一般的には以下の要因が考えられます。


コーチングの認知度が低い
第一の理由は、コーチングの認知度がまだまだ低いことです。コーチングとは何なのか、どんな効果があるのかを理解されていない状態では、当然、クライアントも価値を感じてくれません。

アメリカやイギリスなどでは1990年代からコーチングが広く知られるようになり、企業・医療機関・スポーツの現場などで活用されていますが、日本でコーチングが広まり始めたのは2000年代になってからで、コミュニケーションやマネジメントに興味・関心がある層を中心に広まり始めた段階で、まだまだ一般的には認知度が低い状態だといえます。

そのため、コーチングと聞いてもイメージできない人がほとんどです。まぁ自分自身が取り組むことなら、なんでも同じことなのですが、

コーチングに際しても「コーチング自体の価値」を正しく知ることが肝要です。

●コーチの伝え方に問題がある

第二の理由として、コーチングを実際に行うコーチ自身の「言葉の伝え方」に問題がある場合があります。コーチングスキルは身につけていても、言葉や内容の伝え方に問題があると、コーチング本来の効果を出すことができません。


コーチングには決まったやり方が存在しないため、コーチがコーチングを学んだ環境によって、コーチングのやり方・コーチングの目的・コーチングに対する考え方は変わります。


どんなコーチであれ、しっかりとスキルを身につける努力をしていますが、身につけたコーチングスキルをクライアントにうまく伝えることができなければ、クライアントの望む成果を出すことができません。


もし、自分のスキルをうまく伝えることができないコーチにコーチングを受けてしまえば、「コーチングは意味ない」という結果になってしまいます。ですので、「コーチングに意味がない」と考える前に、「コーチがコーチングスキルをうまく活用できていたのか」を考えてみるべきです。

●クライアントの心構え

一方、クライアント側の心構えに問題があるケースもあります。コーチングを必要とするクライアントは得てしてコーチへの依存心が強い場合があります。

しかし、コーチに依存しきっている状態では、クライアントが変化することはできません。コーチはあくまでもサポート役であり、クライアント自身が自分の力で努力することが求められるからです。

クライアントの中には、「今のままの自分」で人生がうまくいくようになると勘違いしている人もいますが、今の自分のままで、大きなプラスの変化を手にすることはできません。※今のままの自分ではなく向上していこうという姿勢が重要であるという文脈であるだけで、「今のままの自分」を否定しているわけではない。


自分自身の考え方・行動が変わっていく結果として、自分が求める変化を手にしていけるようになるのです。つまり、自分は特に努力せずとも、コーチングしてもらえれば、勝手に人生が良くなる、あるいは、コーチが自分の人生をよくしてくれる、という依存心がある限りは、コーチングを受けたとしても、望むような成果を手にすることができません。

●依存心について

ただ、依存してしまうのはある意味、人間として当然の反応だともいえます。人間は誰しも、やらない理由・できない理由を見つける達人であり、それを乗り越えて変わるということは、一般的には難しいことだからです。

しかし、その「やらない理由・できない理由を考え、実行して乗り越える」という壁を乗り越えて、高い可能性で理想を叶えていくことができるようにコーチングを施す必要があります。

コーチングは正確に実践することができれば、成果を出せるものです。事実、良いコーチに出会い、良いコーチングを受けることができれば、良い結果をもたらすはずです。

コーチングは、クライアント自身の自発的な行動があってこそ、最大の効果を発揮します。依存心という偏りが強い場合は、本当に自分自身が変わりたい、成長したい、今よりもっと人生をよくしていきたい、という気持ちの部分を育てることが重要になります。

●コーチングに対する勘違いがある

クライアントがコーチングそのものに対して勘違いをしていることで、コーチングは無意味だと感じる場合もあります。

本来のコーチングは、クライアントの無意識・深層心理の部分から変化を起こしていき、クライアントが望む成果・結果を提供するためのコミュニケーションです。

つまり、クライアントが「今までの自分とは違う自分になっていく」ということであり、「自分のコンフォートゾーンを広げる」ということでもあります。コンフォートゾーンとは、自分が何をするにしても、不安や恐怖を感じずに、少ないストレスで行動・生活できる「自分にとって居心地の良い場所」のことです。

このコンフォートゾーンはそのまま・今の自分のままで、楽して結果を出せるようになるのがコーチングではありません。コーチングを受けるということは「コンフォートゾーンが広がる」「今までと違う自分になっていく」という感覚を受け入れる必要があるということです。誰でも最初は、コンフォートゾーンが広がることに抵抗感があるものですが、コンフォートゾーンが広がれば、その分できること・達成できることが増えていきます。

●自信と確信が持てない

コーチングを受ける人が、コーチングを受ける過程で自信と確信を持つことができないと、コーチングを疑ってしまいます。

コーチングの特徴は「相手の中から答えを引き出す」ことであるため、コーチがクライアントに問題の解決策を教えて、手取り足取り指導するわけではありません。そのため、コーチングを受けているクライアント側は、自分の考え方や行動が「本当にこれでいいのか」「大丈夫かな」という不安や疑問を抱くことがあります。この不安や疑問が大きくなると、コーチングに対して信頼が持てなくなり、最終的には望む変化を実現することができなくなります。

しかし、これは決してコーチング自体が悪いわけではありません。このような場合は、コーチングをする側にも、コーチングを受ける側にも注意するべきポイントがあります。

コーチングをする側は、コーチングをする過程で、クライアントが不安や疑問を抱えていることに気づいてあげることが大事です。そして、その不安や疑問を解消してあげるようにサポートすることが重要になります。

クライアントが悩んでいることが正しいコーチングだと勘違いして、全くサポートしないということが無いようにしましょう。また、コーチングを受ける側は、自分で考える過程で、悩み・疑問が湧いてきたら、素直にコーチに質問をしたり、サポートを求めることが大事です。「自分で答えを見つけること=1人で頑張って考えること」ではありません。

コーチとうまくコミュニケーションをとりながら、自分の考え方をサポートしてもらうことを心がけてください。

自分に自信と確信をつけていくためには、自分を見つめ、主体的に自分で行動を起こすことが大切ですが、誰でも経験と体験が伴って、自信と確信が増していきます。

コーチングを受けたからといって

いきなり自信と確信が持てるという人は少数派です。コーチングを受けながら、小さな成功体験を積み重ねていくことが重要になるということです。一方、コーチングをする側は、クライアントが主体性を持って行動できるようにうまくサポートすることが重要です。クライアントが主体性を持って行動しようとする中で、苦しんでいる悩み・間違った方向に向かっている考え方・ぶつかっている壁などを見極めてあげる力が必要になります。


現状を打破して、もっと成長したい、自分の望む成果を手に入れたいという人は、コーチングを受けるべきでしょうが、心配や不安があるなら受けない方がマシです。その心配や不安を自分自身が認め、受け止めてもらえるコーチの元ならば問題解決は早いでしょう。


一方、「自分の人生なんてこんなもんでしょ」とはじめから諦めて、自分の現状を超えていく決意ができない人は、コーチングを受けても意味がありません。「コーチングさえ受ければ、なんとかしてもらえる」という受身の考え方の人も同様です。

コーチングの意味合い

ただ、現時点で「私には夢・目標がない」という人には、コーチングが効果的で意味があります。夢・目標がない理由は、多くの場合、夢や目標について真剣に考えたことがないからです。

誰もが子どもから大人になる過程で、自分の可能性を自分で判断するようになり、自分の可能性を自分で勝手に決めつけ、今の自分の延長線上でしか未来を描くことができなくなっていきます。しかし、本来は誰もが多くの可能性を持っています。

コーチングを正しく活用することで、自分の夢・目標が見つかり、そこに向かって行動し続けることができるようになります。

コーチングのメリット

コーチングには、自分が本当にやりたいことが明確になる、人に依存する気持ちが自然と解消される、自己責任感が育っていく、モチベーションで困ることがなくなる、悪い習慣を断ち切ることができるといった、実に様々なメリットがあります。

中でも最大のメリットは、自発的に行動できるようになることです。「やらないといけないと頭ではわかっているのに、行動できない」という場合に、「なぜ行動できないのか」という原因を見つけて、自発的な行動力を増やしていくことができるようになります。そしてその結果として、自分が求めていた変化・成功を手にすることができるのです。

ただし、コーチングをする上でゴール設定がブレていると、コーチングは本来の効果を発揮できません。コーチ側のコーチングスキルやそれをうまく活用するための経験不足により、クライアントが迷ってしまったり、クライアント側が自分で考えることを諦めてしまい、コーチにゴール設定して欲しいと考えてしまっていると、クライアント側のゴール設定が明確にできず、コーチング本来の効果を得ることが難しくなります。

また、コーチとクライアントで目的意識のズレが生じる場合があります。この場合クライアント側は、ゴールが達成できたけれど「何か違う」「何か思ってた感じと違う」という感覚に陥ります。ここでゴールとは「達成したい目標」であり、「目的」とは、ゴールの先にある実現したい自分の未来像・手にしたい変化のことをいいます。

たとえば「売上100万円」をゴールに設定してそれを達成したが、「何か違う」と感じる場合、それは「目的」が達成されていないからかもしれません。この場合の「目的」とは、「なぜ売上100万円を達成したかったのか」という理由の部分です。このような目的意識のズレを防ぐため、コーチ側はクライアントの目的をしっかり把握することを、クライアント側は自分の目的を明確にしてコーチに伝えることを、しっかりと意識してください。

本来のコーチングとは

本来のコーチングは、クライアントを達成したいゴールまで導いてあげることです。しかし、前述のような理由から、コーチングは意味がないという誤解も存在します。コーチングは意味がないと考えられてしまう5つの理由の中でも、最も重要なのが、クライアントの依存心の問題です。

クライアントが自分で主体性を持っているかどうか、持つことができるのかどうかが、コーチングで成果を上げるために最も大事なポイントです。コーチングを受けるときの主体性さえ忘れなければ、コーチングは大きな成果をもたらしてくれる素晴らしい手法です。

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