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Lyrics #67 桜の日

立山黒部アルペンルートの除雪ニュースが流れている。これから全国各地の山岳地帯の除雪が始まり、美しい雪の回廊を見せてくれることだろう。

雪の回廊のドライブは爽快で、除雪完了のタイミングを見計らって、僕もいろんなところに行っているが、八幡平アスピーテライン、青森十和田八甲田ラインの雪の回廊は、春スキーを兼ねてともに複数回訪れたことがある。
解けかかる樹氷や、ゆるんだ雪質で、コンディションはベストではないものの、どちらも桜の開花時期とも重なることができて、好きな温泉もあったので、特に足が向いた。
最近では海外からの観光客も多く、結構な賑わいとなっているようだ。今年もきっと快晴の日には、半袖になって春スキーを満喫しているニュースが見られるだろう。

さてもうしばらくすると、今度は連日、桜前線北上のニュースに変わるだろう。沖縄ではもう1月7日に開花宣言を終えたということなので、本州北上もいよいよだ。

年を重ねるほど、いのち儚い桜の花を美しく思うようになった。
母が亡くなる数年前から、あと何回桜を見られるだろう、と言っていたことが、今になって桜前線のニュースを聞く度に思い出してしまう・・・。

桜の季節を迎えると、同じように亡くなった家族を偲ぶ人も多いと思う。

今日は、そんなことを想いつつ、一足早く桜の歌詞を作ってみましたのでお届けします。



Lyrics #67 桜の日

涙こらえて微笑みながら
駅のホームに立っている 君の肩に
桜の花びらが舞い落ちる
見上げた空に 白い雲
君の目から 零れる涙
桜舞い そして 想い溢れて
さよならも言えず
発車のベルと 冷たい風に
言葉も消えて 時が止まる
こんな日が 来ることも
こんな日が 去ることも
儚く 美しく
君に舞う 桜のように


何度も瞬きを繰り返し
見送りに来てくれた 母の肩にも
桜の花びらが舞い落ちる
やさしく払った 君の手に
やっと 書いた 手紙を渡す
舞い落ちた 花びらを添える手に
涙が零れて
鳴り響く笛と 冷たい風に
言葉も消えて 時が止まる
喜び 笑った あの日
悲く 泣いた あの日
儚く 美しく
桜舞う 君のように

あの日の 涙
あの日の 手紙
あの日が 母と君の
あの日が 桜の日
あの日が 二人の 桜の日


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