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人が他人を信じる時の3要素とは

人は自分が信じているモノを信じる傾向があります。

例えば幽霊やスピリチュアルの世界を強く信じている人たちは、科学的な説明でそれを否定されても科学の方を否定するんです。そうやって自分の信じたいモノだけを信じるようになるのが人間なんですよね。


人が信用する時の要素とは

人が何かを信じる時には「好きだから」という理由があります。

それが好きだから信じているだけでそこに明確な根拠は無かったりするんですよ。例えば科学が好きな人たちは個人の体験談などをあまり信用しません。それは科学では証明されていないことなので、科学的根拠を述べないとそういう人たちは信用しないんです。

しかし科学も万能ではありません。

そもそも個々の事象を集めて科学なわけです。

だからこそ個人の体験談なども科学で証明する上では必要なモノになるわけで、そこから新たな発見や新たな科学的根拠が生まれる可能性もあるわけですが、そこまで考えずに否定してしまうことがあるんですよね。

とにかく「科学的根拠が無いなら信じない」というスタンスの人もいるわけです。

こうやって感情レベルで信用するかどうかを決めることはよくあります。

ちなみに信用する時の3大要素と言うのがあります。

人が信用する時の3大要素として

・権威
・統計
・愛情

という3つの要素があります。

このどれもが強烈に作用するモノで権威・統計・愛情を抑えていれば、誰でも信用させることが出来ると言っても過言じゃないんですよ。


権威と統計には弱い

人は権威に弱いです。

権威とは医者や弁護士などの専門的な分野の人を指したりします。または政治家などの権力がある人も含まれたりするでしょう。

こういう権威を前にすると「専門分野で偉い人だから間違いない」という思い込みに陥りやすいのです。

なので簡単に信用してしまうんですよね。

「医者が言ってるんだから間違いない」
「大学教授の方が正しいに決まっている」
「偉い先生なんだから一緒にいるほうが得」

など考えて肩書きだけで判断してしまうことがあります。

もちろん権威があるということはそれだけ、特化したスキルがあったり権力で融通を利かせることが出来るわけです。なので信用するのも無理ないわけですが、ただ無条件で信用してしまうのもどうかと思うわけですよ。

どれだけ偉い人でも間違う時はありますからね。

だから無条件の信用は改めたほうが良いかなと。

また統計についても信用される傾向があります。先ほども言いましたが「科学的根拠」が好きな人は多くいます。もちろん統計的な事実は客観性があり個人の体験に比べて、データとしての正確性があるのは確かです。

しかし科学は完璧な存在ではないわけですよ。

科学の世界は常に批判が伴うモノで今の科学で正しいと言われていることも、10年後の科学では否定されてるなんてこともよくあります。

だから科学を絶対視するのも違うかなと。

現状の統計的なデータでは正しいように感じるだけと言うのが正直なところで、未来永劫ずっとそのデータが正しいという保証はないわけです。

だからそういう気持ちで統計や科学と向き合うのが良いと思うんですよね。


疑う気持ちを持つこと

さらに愛情についても問題があります。

愛情とは要は「好き」と言う感情のことで好きなモノは無条件で良いモノだと思い込む傾向にあるわけですよ。好きな人なら何を言っても面白かったり、全てが正しいような気がすることがあります。好きな人の言動は全てが完璧に見えてしまうモノですからね。

しかしこれは完全なバイアスです。

好きと言う感情に流されているだけなんです。

その感情に流されるから愛情を利用されて結婚詐欺などの被害が生まれるわけです。だから好きと言う感情の危険性だけでも認識しておくべきではないかと。

相手に夢中になっている時に冷静になることは出来ないでしょうが、好きな相手が全て正しいということは無いという、当たり前のことだけは忘れないようにしたほうが良いでしょうね。

その1点だけでも頭に入れておけば大きな被害は防げます。

どこかで疑うというのは大事なことです。

無条件で人を信用したり脆弱な根拠で信用すれば損をする可能性が高まりますから。疑ってばかりではまともな人間関係が送れないのでほどよく信用することが大事ですが、完全に信用すると騙されるリスクが高まるので適度に疑うことも必要です。

そうやって騙されないことも大事だと思います。



何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。