どうでも良いことは必要以上に大事にしない

価値が無いモノでも価値があると思い込めるのが人間です。

これは良い意味でも悪い意味でも作用することで、例えばどんなものでも長く保有していると愛着が湧いてそこに価値を見出すことがあります。


どうでも良いモノに価値が生まれる

例えば貰ったプレゼントが捨てられないということってありますよね。

必要ないモノでもなぜか価値を感じて、捨てられなかったりします。物を捨てられない程度のことであればまだマシで、それこそきつい仕事や別れたほうが良い恋人と、離れることが出来なくなることもあります。

こうなる理由はそれを一度、自分のモノにしたからです。

人は自分のモノにしてしまうとそこに価値を見出すのです。

だから必要ないモノでも大事にするし、きつい仕事や別れた方が良い恋人との関係性も続けてしまうのです。なぜならそれが「自分の大事なモノ」になっているから。

要はアイデンティティの一部になってしまっているということです。

また考え方や価値観についても同じです。

昔からやっている行動を改めることが出来ないケースはよくありますが、それは馴染みのある考え方に価値を感じているからです。だから人はずっと同じことを繰り返してしまうんですよね。

すでにネットで買い物をした方が楽でも実店舗で買い物したり、仕事は汗水たらして働くものだと考えたり、目上の人の言うことを忠実に聞かないといけないと思い込んだりします。

それが悪い習慣だったとしても辞めることは出来ないのです。


新たな価値観と交換する

それくらい自分が一度手に入れたモノを、手放すことが出来ないのが人間です。

しかしこういうのは合理的に考えた方が良いです。

なぜなら感情に従って生きる不合理さは、人生の質を下げる可能性があるから。本当に自分の考え方や行動、大事にしているモノに価値があるのかを、改ためて考え直すことは大事なことです。もし合理的に考えて不要だと思えるなら、それをスッパリ切り離すことも必要になるかなと。

過去に自分が抱いてた価値観と新たな価値観を交換するのも大事ですから。

例えば犬にかまれたことがあったとしましょう。

こう言う経験があると「犬は危険だから近寄らない」と、考えてしまうかも知れません。しかし全ての犬が噛むわけではないのです。噛む犬もいますが噛まない犬もいて、人によっては犬と生活することで、人生の質を高めることが出来ている人もいます。

しかもかなり多くの人が。

つまり犬に噛まれた経験を大事にしてしまうと、犬と生活して満足いく生活を捨ててしまうことになるわけです。

もし犬と楽しい生活が送れるならそれに越したことはありません。

人生の楽しみは多い方が良いですからね。


感情に固執しない

だからこそ合理的に考えることは大事なのです。

自分の考えに固執することで、合理性を失い結果的に損をすることがあるので、その点は注意してほしいなと。

「結婚なんてしない」とか「転職はしない」とか、「本は読まない」など頑固になると、それによって受けれたはずの恩恵が無くなります。

もちろんどれも無駄な損失を払うリスクはあります。

しかし同時に利益をもたらしてくれることもあるのです。

だからこそバイアスにとらわれずに冷静な判断が必要だということです。まず考えてほしいことは「自分の感情に固執していないかどうか」です。感情が優位になっているならその思考を改めるのは大事なことです。

どうしても人は安心感のある今までの考えに歩み寄ってしまいます。

だからこそ一度、立ち止まりゆっくり考えることが大事です。

そうやって自分の考えに固執せずに、客観視して自分の行動のあるべき姿を考えてみると、もっと良い生活が出来るかも知れません。

ただそれが難しいことなんですけどね(笑)


何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。