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頼みごとをする時に注意するべき2つの点

相手を動かす技術と言われているのがありますよね。

「人を動かすテクニック」みたいな感じで、書籍になっていたりセミナーで語られているものがあると思います。確かにそういうテクニックはあるのでしょうが、実はそのテクニックを使い過ぎると信用を失うことがあるので注意が必要なんですよ。


相手を動かすテクニックは危険

人を動かすテクニックばかり使っていると信用を失います。

なぜなら相手が得をせずに損をすると不快な気持ちになるからです。そうなったらこちらへの評価が下がるので信用を失ってしまうわけですよ。もし信用を失ってしまうと相手は「二度と関係を持たないようにしよう」と考えるんですよね。

なのでその辺は注意してほしいなと。

テクニックばかりに意識が向き大事な信用への意識が希薄になってしまうと元も子も無いですからね。

ただ頼み方の問題はあると思います。

頼み方次第では相手も不快に思わず行動することもあります。例えば相手に選択させるような頼み方だと「自分で決断した」という思考になるので、強制的に動かされた感覚が無い分信用を失うことは少ないと言えるでしょう。

人は誰かに強制されるのが嫌いな生き物ですからね。

常に自由を求める性質があるんですよ。

なので基本的に複数の選択肢から自分で決断するということを好むんです。だからこそ「最終的には自分で決めてね」というスタンスで、行動を促すほうがまだ効果的だと思うんですよ。

その方が信用を失うリスクも避けれますから。


信用が高まれば頼みも通りやすくなる

例えば好きな人を誘う時に選択肢をいくつか用意するんです。

2人きりの夜の食事を提案して相手の反応が悪いと分かれば、「じゃあみんなでランチは」とかもしくは「空いてる日にみんなで飲みに行かない?」と言ってみるのが良いかなと思うんですよね。

こう言えばランチと空いてる日の飲み会2つの選択肢があるので、どちらかを決めてくれるし「みんないるなら安心できる」と思ってもらえれば、変なプレッシャーを与えることもありません。

さらに「食事をおごるから」というメリットもあれば自分で決断したことで得した気分にもなるので満足感を得ることもあると言えます。

そうなれば信用は高まりますよね。

信用が高まれば関係性は良好になるので、次からさらに自分の頼み事が通りやすくなるわけですよ。

そうなれば次は2人でデートに行けるかも知れません。

つまり自分の頼みごとを半ば無理に聞いてもらっているのが実態があっても、相手が自分の判断で承諾した際はむしろ好感を持つことがあるということです。

そうやって良い関係を芽生えさせることも出来るのではないかと。

なので信用を失わないということはとにかく重要なんです。


アイデンティティを満たすこと

なので安易なやり方で頼みごとをし過ぎるのは良くないんですよ。

もし頼みごとをするなら負荷がかからない程度の頼みごとが大事です。そして相手のアイデンティティが満たされるような頼みごとをすることも大事だと言えるでしょう。

それなら相手の負担も無くなりむしろ頼られたことで嬉しくなる場合もありますから。

例えば力自慢の人には引越しの手伝いなどを頼んだり、ウェブに強い人にはパソコン作業をお願いしたりして、相手の得意なことを頼んでアイデンティを満たすんです。

そうなったら「誰かに貢献した」という貢献感で満たされる気持ちになるんですよね。

誰かに認められるというのは嬉しいモノなんですよ。

承認欲求と言うのは人間の根源的な欲求の1つとも言われているので、この欲求が満たされることで満足感を得るんです。なのでアイデンティティに伴う頼み事をされると、面倒くさいんだけどやれば満足感を得られるという状況になるんですよね。

だから相手は「しょうがないな~~」と言いながらも前向きに手伝ってくれるんですよ。

逆に相手の苦手なことをお願いすると不快に思われます。

それは満足感も無くただ負担があるだけなので、こちらの信用が一気に下がるんです。

だからこそ頼みごとをする際には「自分で決断してもらうこと」と「アイデンティを満たすこと」の2つを意識するようにしてください。

それだけで信用を失うことなく頼めるようになりますから。

何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。