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自分は正しいと思うことが間違いの始まり

自分は正しいと思うことで間違ったことをすることが多くなります。

例えば社会的な地位が高くなり偉くなったことで、振る舞いが雑になり言動に対して注意を払えなくなることがあるんです。それによって表舞台で失言をしてしまい批判を浴びることがあります。


自分は正しいを思うことが間違い

偉くなったから何をしても良いと考えるのは横柄です。

権力があれば他人に行使できる力を持つことは出来るでしょう。しかし権力があるからと言う理由で、横柄な態度ばかり取っていれば信用を失い反感を買うリスクが高まります。

人は環境によって道徳的な意識が希薄になってしまうのです。

モラルライセンスという言葉ありますが、「自分は正しいことをしている」と思っている人ほど不正を働きやすいと言われています。

なぜなら「これくらいは良いだろう」と思いやすいからです。

必死で頑張って努力した人は少しくらい自分を甘やかして良いと考えるので、自分に対してご褒美を与えたりします。そうやって深夜にファストフードを食べたり、お金を派手に使って高い買い物をしたり、時には異性と性的な関係を結ぼうと考えます。

そうやって規範意識が緩くなってしまう事があるんですよね。

例えば社会的地位が高くて偉い立場いる人は、モラルライセンスに陥りやすいです。

教師が体罰をしたり教師同士のイジメが社会問題になったことがあります。一般の人から見れば「教師ほどの人がなんでそんなことを・・・」と思うかもしれませんが、心理学的な見地から考えれば決しておかしなことではありません。


常に間違いに向き合うこと

教師は社会的地な地位が高く良い職業だと思われています。

しかも公務員は年功序列の意識が強く反映されています。能力に関わらずにある程度、年を取れば自然と給料が増えて権力をもてるようになるからです。

こうなるとモラルライセンスに陥りやすくなります。

自分に対して逆らう人間もいないし年功序列などの、意識により下の人間を見下すようになるので身勝手な行動に出てしまうんですよね。

その意識が自分の価値観の押し付けにつながり、イジメやパワハラにつながるわけですよ。

そうして社会問題までに発展してしまうケースが往々にしてあります。

だからこそ「自分は正しい」と思い込むのは間違いなのです。正しいと思った時点で間違いが生まれているようなモノなので、常に「自分の間違っている所はないか」と気にするべきなんです。そう考えていないと自然と横柄になり、間違いを修正することが出来なくなりますから。

これは誰もが陥る罠です。

誰もが自分のことを正当化しようとする傾向にあるので、注意が必要なんですよね。


競争に勝つためには間違いを知ること

例えば日課として毎日続けていることをサボったとしましょう。筋トレとか日記とか毎日続けてきたのに、サボったらそのサボったことを正当化しようとするはずです。

「今日は疲れているからしょうがない」
「毎日続けてたこと自体がすごいから少しは休みが必要」
「また明日から頑張れば問題ない」

など様々な言い訳を考えます。

これはただの言い訳であって自分を正当化しているに過ぎません。メンタルの安定にはつながるかも知れませんが、間違ったことをした事実は何も変わりません。

そこで間違ったことをした認識が無いと修正することが出来なくなります。

人を殴った時に「アイツが悪い」と決め込むと、自分が殴ったことの反省が出来なくなります。そういう人はまたどこかで、人を殴ってしまいトラブルを発生させることになるでしょう。

だからこそ自分の間違いを素直に認めることも重要です。

自分を過大評価せずにそのまま向き合うこと意識してみましょう。

多くの人は自分のことを過大評価して間違いを正すことを怠ります。こういう状態で自分の間違いに素直に向き合えるようになれば、他人よりも成長できるようになるのでおのずと競争にも勝てるようになるでしょう。

その方が自分にとっても得だし間違いを認めるというのは1つの才能でもあるわけです。

だから「自分は間違っている」というネガティブな思考も必要であり、間違いに素直に向き合ってからそれを改善していこうとする、ポジティブな思考がそこから必要になると言えます。

最初からポジティブに考えているだけではただの楽観主義ですからね。

正しいと思いすぎる罠にハマらないように注意してください。

何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。