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サメよりも犬の方が危険な生き物だと知ってますか?

確率的な判断って大事だなと思うんですよね。

確率的に物事を考えていない場合、大したことない成功法則を絶対的に信じて後悔することになるし、それほど恐怖に感じなくて良いことに毎日怯えながら生活する羽目になります。

こんな無意味なことに一喜一憂する前に、しっかりとした判断が出来るようになるべきではないかと。


確率的に考える

成功法則一つにしてもそれがどれほど成功確率があるのかは疑問です。

例えば「このやり方で私は成功しました」というノウハウを教えてもらったとして、それが成功確率5%だとしたらほとんどの人は同じ方法で失敗するわけですよ。

たまたまノウハウを語っている成功者がその5%の人だったというだけで、自分も同じ方法で成功できると言うことでは無いわけです。

だから確率的に考えることは大事なことなんです。

なぜならそうしないと成功確率の低い方法を選ぶことになるから。

例えばサメと犬ではどちらが多くの被害を出しているか知っていますか?

アメリカではサメによる死亡者数は年間で5件ほどで、犬による死亡者数が年間で30人ほどいるそうです。つまり犬の被害の方が大きいんですよね。ちなみにホットドッグをのどに詰まらせて亡くなる方も多いようで、これは年間で70人ほどいるのだとか。

サメよりもホットドッグの方が被害が大きいのが事実なんです。

もちろんサメとの遭遇確率がそもそも少ないので、被害が大きくならないというものあります。なので危険性だけで判断すればやはりサメは危険なのでしょう。


因果関係と相関関係

しかし確率には目を向けるべきです。

人命救助の対策を考えた時に被害の少ないサメの対策をしていれば、多くの命を助けることが出来ないわけですから。そういう時は感覚で判断するのではなく確率で判断するのが適切だと思うんですよね。

ただ確率的な読み間違いには気を付けたいところだなと思うんです。

重要なのは因果関係の方で相関関係ではないということは、ちゃんと知っておくべきでです。

因果関係と相関関係は全く別のモノです。

例えば夏場には水難事故は増えます。

これは紛れもない事実であり確かなことです。そして同時に夏場にはアイスの売り上げが上がります。これも紛れもない事実です。この時にアイスの売り上げと水難事故は相関関係が発生しています。

どちらも夏に数字が上がり冬には数字が下がるからです。

しかしそこに因果関係はないんですよ。

つまり夏場にはアイスの売り上げが上がり同時に水難事故も増えているけど、アイスが売れると水難事故も増えるというわけではないということです。

この認識が必要で相関関係よりも重要なのは因果関係の方です。仮に冬場にアイスが爆発的に売れても水難事故は増えないでしょうから。

このように相関関係と因果関係の区別は重要かなと思います。

ただ因果関係の証明はめっちゃ難しいそうですが・・・


悩みの95%は実際には起きない

人間は合理的に考えるというのが苦手な生き物です。

なのでどうしても感覚的に考えることが多くなります。それに伴って確率的な思考も無くなってしまうんですよね

そうなるとバイアスに陥りやすくなります。

宝くじを買っただけで当たることを願ったり、事故の被害に遭って死ぬことを恐れたり、理想の結婚相手が見つかると本気で思ったりしてしまうのですがどれも確率的には低いことです。

つまり考えるだけほぼ無駄なんですよ。

例えば悩みの95%は実際に起こらずに、起きたとしても準備さえちゃんとしていれば自分の力だけで何とかなると言われています。つまり自分が抱えている悩みのほとんどは悩みになりえないのが現実だと言われているんです。

だからこそ無駄にネガティブにならないように確率的な思考が重要です。

確率的な判断が出来ることで冷静に物事をみれるようになりますから。

そうなれば無駄に落ちこむことなく、メンタルのバランスを健全に保つことが出来るでしょう。




何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。