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ズラしの罠にハマると自分の首を絞めることになる

人はよく問題をズラして考えます。

このズラしの悪影響として説得されて交渉で不利になったり、言い訳につながり自分で自分で苦しめることになることがあるんですよ。

だからズラしの問題は改めないとマズイかなと。


例えば買い物してる時などによくズラしの問題が生まれます。もっと安い商品が欲しい時に「他に安い商品はないですか?」と質問すると、「この商品は一番高い商品と比べるとお買い得です」とか、「多くの人がこの商品を購入してます」と説明されたりします。

しかしここで聞いてるのは「もっと安い商品」です。

なのにその質問をズラして答えたりするんですよ。

なぜならその方が利益につながるから。なので「高い商品に比べると安い」とか「多くの人が購入してる」と言って、本題とは違う説明で説得しようとするわけです。

こうやって相手を納得させようとすることがよくあるんですよね。

これがズラしのテクニックです。

自分の意見を押し付けたい時ほどズラしがよく使われます。例えば「誹謗中傷は良くない」という意見を言ったら「表現の自由がある」という主張で返したりする。

これがまさにズラしです。

ここで問われるのは誹謗中傷は良くないというモラルの話なので、表現の自由という権利の話は別の話しなわけですよ。ただズラしを使うと議論の本題が不明確になり間違った意見が正当化されてしまうんです。



こうやってズラして自分の意見を押し通すことで他人を説得したり、論破しようとする人は意外と多くいるんですよね。



なのでズラしの罠にハマらないこと。

そこは意識した方が良いわけです。

例えば日常生活の中でも失敗を責められた人は「あなたも失敗したことがあるでしょ!」と反論することがあったりします。これもズラしで自分が失敗したという事実と他人の失敗は別の話ですからね。

自分の失敗は事実として受け止めて反省する必要があるわけです。

でもズラしを使うと言い訳が出来てしまうわけです。

そうやって反省できなくなるんですよ。

痴漢をしておいて「露出の多い服を着る方が悪い」とか、「向こうが誘惑してきたからだ」と加害者が被害者かのように振る舞うこともあったりします。これらはズラしの悪い例でしょう。

ズラしは自分に甘くなるきっかけを作るんです。

例えば健康を気にしてるのにタバコを吸ってる時とか。

こう言う時は言動が矛盾してきますよね。

健康のことを考えるならタバコをやめた方が良いのは明らかです。でもここでズラしを使うとその矛盾を解消して問題が不明確になるんですよ。例えば「ストレス解消にタバコは必要」と言えば、それなりに理屈としては正しく感じます。


こうやってズラして考えることで間違いを許容できるので、自分に甘くなることも出来てしまうんですよね。



「ダメなものはダメだ!」

と言える方が自分な言動を改める機会を作れそうですが、ズラしを使って言い訳できるとその言動を改める機会を活かすことも出来なくなるわけです。

だからズラしの問題には真摯に向き合うこと。

そう言う意識も必要かなと。

物事をズラして考えると時として言い訳になるので、その点は改めた方が良いんだろうなと思います。

何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。