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希少性は人間の心理に大きな影響力を与える

希少性は人の感情を動かすきっかけになります。

希少なものには価値がありますからね。「地域限定」とか「期間限定」と言われると、欲しくない商品でもつい買ってしまうことがあると思います。これがまさに希少性の効果だと言えるでしょう。


希少性は大きな影響力がある

人には失うことの恐怖があります。

それが原動力になるので限定的なものについ反応するんですよ。

例えば「毎日の運動が健康に繋がります」と言われるよりも、「運動しないと病気になります」と言われる方が運動しようと思ったりするんです。運動して健康状態を良くするという考えは重要ではありますが、いまいち行動にはつながりにくいんですよね。

それだけ運動の価値を低く見積もって生活している人が多いですから。

ただ運動しないと健康状態を悪化させて病気になると考えると、そこに危機感を抱く人は多く出てくるわけです。

「今の健康を損ないたくない」という気持ちが生まれますから。

人は何かを失うことを嫌うのでそれを守ろうとするんです。

その力が大きな原動力になるんです。

同じ価値の物を得られる時と失う時とでは、失う時の方がインパクトが大きいんですよ。

だから限定されると「今しかこのチャンスは無い」と思い、チャンスを損なわないように行動するんです。そうやって数量限定や期間限定に惑わされてしまうんですよね。


希少性の演出があることを知る

とにかく希少性というのは強いフックになるということです。

特に期間限定は一定の時間が過ぎると終わってしまうので、決断を焦ってしまうこともあります。「今だけ特別にこの価格で」とか「たまたま残っている商品があって今を逃すともうないですよ」と言われると、限定効果が働くのでつい購入してしまうことがあります。

そしてそれを効果的と知っている人たちは意図的に、希少性の演出をして相手の行動を誘導します。

だから騙されないようにしてほしいなと。

まずは希少性の演出があると人が行動してしまうという、原理があることを知るのが大事だと思います。

知ると知らないでは大きな差ですからね。

まずはそういう原理を理解してください。

大抵の場合で「今しかないチャンスが起きる」ということはほとんどないので、もし他人からそういう希少性の演出が見受けられた場合は冷静に対応するのが大事だと思います。

チャンスはまた意外と回ってきたりしますから。

自分のところに都合よく回ってくる話しには裏があると考えたほうが良いです。

特に「早く決めないとまずいよ」と相手がせかしてくる場合は、利益目的の演出だと考えて障りないでしょう。そういう場合は「すぐに決断は出来ないから、そのチャンスを他の人に譲ってあげて」と言って、その場から去るのが良いかなと思うんですよね。


限定されると反発する

そうやって希少性の演出に逆らうのも必要なことです。

ちなみに限定されることで心理的リアクタンスと言われる反発心を覚えることがあります。

制限されるのが人は苦手な生き物です。

人は自由な選択肢を好むものなんですよ。だから恋愛なども反対されると反発心が生まれて逆に燃え上がったりするんですよね。厳しい校則に逆らったり親の言いつけを破ったりするのも、思春期によくある症状でこれも自由への反発に近いと言えるでしょう。

大人になるにつれてあらゆる選択肢に気づくので、親や教師にどうしても反発してしまうことがあるんですよ。

「俺たちにはもっと可能性がある」

と思い込むんですよね。

そうやって限定されることが強い力を生むんです。

なので希少性と言うのは良い意味でも悪い意味でも、強い影響力があるわけですよ。だからこそ自分の良いように希少性を扱って生きていくのが大事だと思うんですよね。

何者でもない僕をサポートしてくれるならあなたの気持ちに答えれるように、これからもコツコツ頑張っていきます。