人柄で全てを判断せずに本質を見極めること

人柄で他人の価値を判断することがあります。

それこそよく言われることとして人から信用されるためには「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」の方が重要だと言われることがよくあります。

これがまさに人柄での判断では無いかと。

人柄で判断すると好きな人が言うことはどんなことでも正しく聞こえて、嫌いな人の言葉は何を言っても悪いモノに聞こえてしまうんですよね。

例えば口が悪い人が「誹謗中傷はダメなことだ」と言うと「お前が言うな」と言い返されたりします。

しかし誹謗中傷がダメなことは間違いないことです。

ただ人柄が伴っていないとこの言葉の価値が薄れてしまうんですよ。それこそ太った人がダイエットで成功する方法を語ったり、勉強のできない人が効率の良い勉強法を語ればその話を信用しづらくなってしまうんです。

それがどれだけ優れた理論でもです。

人柄が伴わないと信用には至らないんですよね。

だから誰かを信用させるためには人柄も重要なんだろうなと。そして何より「人柄よりも内容の質で判断する」という意識が必要なんだろうと思うわけです。そう考えないとあっさり騙されてしまいますから。

その道の権威ある人が語ると論理矛盾してるような見解でも鵜呑みにしてしまうし、好きな人の話は全てが良い話に聞こえてしまいますからね。

そうやって中身の無い話を信用することがあります。

それで痛い目に遭うこともあるんですよ。

経済学者の話を信じて株に投資して大損するとか、恋人を信じたらお金を騙し取られたとか、信用してる人の言う通りやったら最悪の結果になったと言うこともあるわけです。

だから中身って超重要なんだろうなと。

逆に人柄が悪くても内容が良いならその話はちゃんと聞くこと。

そう言う意識も必要になると思います。

内容さえ良ければそのアドバイス通りに行動すれば、良い結果が出る可能性は高いわけですから。だからこそ人柄に惑わされないことも必要なわけです。偉い大学教授や尊敬してる人からしか学ぶことが出来ないと言う人よりも、ホームレスや子供からもちゃんと学ぶことができる人の方がより成長できるでしょうからね。

なので人で見るんじゃなく中身で判断する。

こういう意識を改めて持った方が良いかなと。年齢や性別や社会的ステータスや、その人の過去の言動に流されて判断しないという意識も必要なんですよね。