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内向きのカメラ

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自身の日記について執筆したシリーズです。全5話。
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記事一覧

【連載】内向きのカメラ①

日記を書き始めてはや半年寸隙を縫って日記をしたため始めて既に6か月が経とうとしている。昔から日記は付けたくて何度も日記を完成させようと意気込んでは日記帳を買ってから、悉く蜃気楼と化していった。したがって日記帳一冊を半年にも及んで持っていて、それで使い続けているということそのもの自体は奇跡以外の表現は当てはまるものがないと確信している。

ところが半年の累積を見返して思ったが、全く凡庸な日記で見返す

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【連載】内向きのカメラ②

手始めに、あの駄文のモデルとなった日のことを最大限引き延ばして、面白おかしく書いてみることにする。

当日のことを思い出せば、その日は後期の期末試験真っ最中だった。行政学の試験は既に始まり、アメリカ政治の資料閲覧期限が切れる当日だったので、たしかそれなりに焦っていた。取り敢えず行政学については非決定をする。申し訳ないが問題に対してこちらの処理能力はボトルネック構造となっているため、こういう判断をせ

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【連載】内向きのカメラ③

情報の取捨選択 前回のnote記事(第二回)で、第一回で挙げた駄文の詳細な背景を説明した。毎日あれだけ詳細な日記をつけるスペースと気力があれば苦労しないが、前回は2,041文字とちょっとしたレポートくらいの文字数に対し、駄文は116文字である。つまり、前回の記事をそのまま日記帳に転写すれば、およそ17日と半日分日記帳が埋まることとなる。もっと言えば、修正のためにはこれらの要素を含めては分量を1/1

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【連載】内向きのカメラ④

第三種過誤の可能性の検討前回のnote(第三回)で、主観と客観についてある程度論じた。ここで読者の皆さんのリアクションを想像するに難くないのが、主観と客観結局どちらが良いのか、もっと詳細に言えばどちらを重宝すべきなのかという問いが出てくると思われる。しかしこの問いは文面によっては第三種過誤と言わざるを得ない。

mitroffとfeatheringhamによれば、第三種過誤を「the probab

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【連載】内向きのカメラ⑤

さて、ここまでで過去4回にわたって日記とはかくあるべきかについて論じてきた。今回で自身の日記に決着をつけようと思う。

ぼくが提案する日記の書き方とは、心の微細な動きは形容詞・副詞をふんだんに用いて心情表現を残しておき、出来事はその表現の土台とすることである。

行政学なぞはなからやる気ないので、まずはアメ政の板書を完成させるべく昨日からメモを取っている。Webexの不調でしばらく録画が見れず、先

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