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災害対策は防災意識が高い時にやる

梅雨が早くあけて、夏が半月ほど早く到来してしまいました。九州の北部では毎年のように梅雨の豪雨災害が発生していて、大きな被害が出ていますが、梅雨があけると台風のシーズンが到来します。

台風は、災害の中でも事前に予想ができ、備えがしやすい災害と言われてます。昔は台風は予測することができなかったため、気圧の変化に敏感な人が台風を避けてきたのではないかなと思います。予想ができない分大きな被害はでていたかと思いますが、もしかしたら現代人で片頭痛もちが多いのは、災害を避けてきた人間が生き残ってきたからかもしれないですね。
記録をたどってみると、1828年に九州に上陸した通称シーボルト台風が計測上、非常に強力な過去300年で最強の台風として記録されているそうです。シーボルトが計測したときは952hPaを観測し、予想では900hPaあったのではないかと言われています。

自分の都合のいいことは、例えば宝くじは買ったら当たるかもと思いこむし、災害などの悪いことは自分には当たらないと思い込みます。そういう風に自分の都合のいいように思うのが人間で、いざ当事者になったら、まさか自分がという感想を持ちます。南海トラフ地震は、40年以内の発生する確率が90%と言われていますが、どう考えても宝くじがあたる確率より自分が被害の当事者になる確率が高いわけです。
その中で、防災意識が高まる時期というのがあります。こういった災害が起きやすい台風であれば今の時期とか、巨大地震があったという報道があった時です。今ウクライナの報道で国防に意識が傾いているのと似たような事情です。

こういう防災意識が高まった時、なんとなく過ごすのではなく、防災グッズをそろえてみたり、避難経路の確認、自分の住んでる地域のハザードマップの確認をするなどしていくのがいいかと思います。どうせ普段は防災意識はたかまらないのですから。
特にハザードマップは必ずどこの地域にもあるし、自治体のスタンスが作ってホームページで公開したら責任を果たしたので終わりというようなスタンスに感じます。自分の家族、親などのハザードマップも調べてあげてアドバイスしたり家族会議をしたりするのも今の時期いいのではないでしょうか。

もちろん災害はいつおこるかわからないし、いつでも防災意識を高めることは大事ですが、そうはいってもいろんなことに関心があり、関心が薄れるのが人間ですので、少なくとも災害シーズンだけは防災について考えるいいきっかけにしていいかと思います。

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