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隠し事をぼかした報告を受ける話

悪いことを報告される時に、報告はするのだけど、報告する人も自分に完全に非があるようにならないように、そうなった原因の核心の部分を隠している場合がある。話のなかに矛盾をはらむ部分が見つかったり、自己解釈が大きすぎる報告をされる時に、そういった部分があるのではないかと疑いながら、あまりその人の話す内容に飲み込まれないように話をきく。

とはいえ、全てを洗いざらい話すというのも不可能だし、話すのを忘れていたという場合もあるし、報告をうける人の態度が、最初から圧力的だったり、悪いことは絶対に許さないという態度だったり、自分の味方になってくれないかもという雰囲気だったりがあると、素直に話すことができないということもある。あまりに不祥事が続いていたり、昨日不祥事がおこって、あけてすぐ今みたいな時はとても報告をし辛く、報告内容に隠し事ができてしまうという状況もあります。

自分に都合の悪いことは、みんな言いたがりません。誰しも、自分のことは良くみえていてほしいです。しかし話が支離滅裂だったりするときに、重要なことを隠していることがあるかもしれないし、全てを話しているというふうには思い込まないことです。少しでもその人の報告を全てききたいのであれば、聞く方の態度がとても大事です。それぐらい大丈夫と心の大きい気持ちで話を受け入れること。しかしそれがあまりにすぎると、何しても大丈夫と思ってしまいますので、反省はしっかりしてもらうし、再発防止に努めてもらいます。隠している部分があるなとわかっても、そこは深堀しません。それはモチベーションの低下のデメリットのほうがはるかに大きい。しかし、何か隠し事はあったということは覚えておく。そういったものに本音が隠されているものですから、その人の人間性をはかるうえでも、隠し事をぼかした報告というのは慎重に取り扱う必要があります。

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