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教えて!㈲軽井沢衛生企業さん 給食生ごみたい肥化プロジェクト

第2回目の配信です!ご視聴くださりありがとうございます(*^^*)

今回の動画→ https://youtu.be/823Ut4HeRGI
内容は…
1)軽井沢町の保育園・小中学校には生ごみ処理機があるんだって!
2)教えて!(有)軽井沢衛生企業さん 給食生ごみ
たい肥化プロジェクト&軽井沢町のごみ処理事情

このnoteに綴るのは、番組の内容や出演者についての補足です。動画とあわせてぜひお読みください。

ゲスト紹介

有限会社 軽井沢衛生企業 (KESグループ)

「長野県軽井沢町で、地域に密着した環境関連の業務を行っている会社です(生ごみ処理機の販売、ごみ収集、食品工場等の排水設備、浄化槽清掃等)。ごみ処理、排水処理のご相談は、弊社までご一報ください!」

・企画開発室 室長  尾沼 篤さん
軽井沢町出身。製造業を経て2023年4月から現職。地域一体となった資源循環型社会の実現にむけて構想中。軽井沢の美しい環境と豊かな未来を子供たちに残していきたい。2児の父。

・営業部 課長  渡辺 幸雄さん
小諸市出身。KESグループで30年間勤務。生ごみ処理機を取り扱って20年。地域の皆様と協力し、資源の有効活用を推進中。食べ物の大切さを子供たちにも伝えていきたい。2児の父。

司会進行

・津田尚子
ナカマノコエ代表。軽井沢町での子育て4年目。2021年9月にナカマノコエを立ち上げ、映画の自主上映会など主に母親たち同士のつながりあいの場をつくっている。元小学校教員・元保育士。現在は田んぼと畑を勉強中。

・まんぼ(小山裕嗣)
16歳よりスタニスラフスキーをベースとしたヨーロッパ式の俳優教育を体系的に受ける。2007年より慶応SFCにて即興劇でイノベーションを学ぶと題したワークショップを皮切りに、演劇教育活動を本格化させる。2019年から軽井沢町に居住し、町内の学校や地域にて演劇による学びを実践中。また軽井沢町議会議員として、演劇教育の公教育導入に向けて日々奮闘しつつ、今年度より長野県「アートの手法を活用した学び推進事業」ファシリテーターを務めている。軽井沢町内では、継続的に演劇による学びの場を推進すべく「EQ向上委員会 生きる力を育てる演劇共育」プログラムを監修。演出、ワークショップ多数。 
EQ向上委員会 生きる力を育てる演劇共育: https://eqkoujou.com/
Twitter:https://twitter.com/mambow1979

番組の流れ

0:00 オープニングトーク
3:22 この番組やナカマノコエの概要説明
9:46 まんぼさんの町議会議員活動 
13:36 今回のテーマ発表
15:36 軽井沢町の保育園・小中学校には生ごみ処理機が設置されている
21:34 教えて!(有)軽井沢衛生企業さん 給食生ごみたい肥化について
52:18 軽井沢町ゴミ処理事情の現状、町民へのお願い
54:54 軽井沢町がどんなまちになるといいかという想い
56:40 まとめ
58:01 家庭用生ごみ処理機「キッチンカラット」紹介
1:00:25 ゲストがおススメの軽井沢スポット紹介
1:02:22 今後の予定

(有)軽井沢衛生企業さんからのメッセージ

多くの方は守っていただいているのですが…ルールを守ってごみ出し、排水をお願いしたいです。未来の子供たちのためにも!

食品ロスを減らすには、出てくるごみで悩む前に、まず買い物前に冷蔵庫などをチェックし、無駄なものを買わないことから始めましょう。

実は、生ごみは、堆肥化以外にも様々なことに活用できます(飼料化、燃料化、発電、熱利用など)。現在、地域一体で取り組むべく構想を練っております。廃棄物の処理や、水環境の保全、循環型社会の実現といった面で、微力ながらお力添えできればと思います

今回の食品ロス削減メモ!

  • 生ごみは燃えるゴミにせず、微生物の力で分解処理することができる

  • 生ごみ処理機には「消滅型」「たい肥化型」がある

  • ゴミ出しの際には、生ゴミの水分をしっかりきろう!水分量の多い生ごみを燃やすことは、焼却炉に大きな負担をかけ、エネルギー効率も悪い

  • 各自治体には、家庭用生ごみ処理機購入の助成金制度がある

  • 食品ロスは、たい肥化以外にも飼料化、燃料化、発電、熱利用など様々な活用方法がある

尾沼さんのお話にあった食品ロスの活用方法、こんなにあるとは知りませんでした!食品を作り出したエネルギーを無駄にせず、新たなエネルギーに生まれ変わらせる技術なんだと思うと、またまた興味が沸いてきます。軽井沢衛生企業さんの技術力には、今後も注目したいです。

番組収録後記

尾沼さんの言葉からも、渡辺さんの言葉からも「軽井沢町への愛情」「子どもたちに残したい環境や食文化についての想い」を感じることができました。こういう熱意のある地元企業さんと、行政、町民が一緒に対話できる場があるといいな…と感じます。それが、町をあげた食品ロス削減の取り組みにつながるのでは?と思えた番組収録でした。

みなさまからのご意見やご感想をぜひぜひ、YouTubeやnoteのコメント欄にいただきたいです!

今後の配信もどうぞお楽しみに(*^^*)  


ナカマノコエについて

ナカマノコエのキャッチフレーズは 「子どもがまんなか、つながる、つながる」 大切な子どもたちによりよい未来を手渡したい、との思いから、おとな同士のつながりあいの場をつくっているグループです。

ナカマノコエでは【食の安全、子どもの育ち、衣食住など、日常の暮らしに寄り添う話題】を、つながりあいのテーマにしています。 ナカマノコエが今年度のつながりあいのテーマに選んだのが「食品ロス削減」。SNSを使うことでより多くの方とつながって、情報や意見の交流ができるのを楽しみにしています。この番組で、食品ロスについて、ぜひ一緒に考えましょう。チャンネル登録、よろしくお願いします!

今回は録画放送なんですが、ゆくゆくは生配信に挑戦したいです! ちなみに…「まなむーぶ」は知って考えたり、学んで行動したりする様子をあらわしています!ナカマノコエは、視聴者みなさんの前向きな一歩、「まなむーぶ」をお手伝いします(^^♪


おまけ

ゲストの渡辺さんがおすすめされた喫茶店「ふりこ茶房」さんに、後日伺う機会がありました。この日はよい気候で店内の窓が全て解放されていて、周りの木々の呼吸が聞こえるような、緑いっぱいの景色の中でコーヒーと最中をいただきました。そしてお店のご主人に伺ったのが、この地に伝わる民話「でーらん坊」を町民に広めたい、というお考え。

最中の敷き紙には、ご主人の素敵な文字で
オリジナルの詩が書かれています
ご主人手作りの木彫り「でーらん坊」人形

でーらん坊は「だいだらぼっち」という各地に伝わる巨人民話のうちのひとつで、浅間山周辺エリアで伝えられているもの。

ダイダラボッチ - Wikipedia

なぜこの民話を伝えたいのか、ご主人に伺ったお話はこうです。

住んでいる人にとって心のよりどころとなるような、温かくて大きな土台のことをそのまちの「文化」とするならば、軽井沢町には文化と呼べるものが果たしてあるのだろうか?それがあるようには思えない。まちづくりの中で文化が抜け落ちていることに、大きな不安感がある。だから「でーらん坊」の民話をこのまちに再び広めたい。でーらん坊は、子どもからお年寄りまでみんなに愛され、その存在を感じると何だかほっとするような力を持っている。雄大な浅間山、豊かな自然環境とともに「でーらん坊」の民話のような文化をしっかり後世に残すこと。それを今後の軽井沢町のあり方を考える議論の中に、しっかり位置づけして欲しいと思う。

まちのあり方、地域のあり方を考える時に「文化」という視点は今まで自分の中で正直あまりなかったのですが…

これまで自分が過ごしてきた暮らしや子育てを振り返ってみると、言葉にできないけれど「なんだか不安」という感覚は常にあって。その理由は「地域の文化がないから」というご主人のお話には、ハッとする部分、納得する部分がとても多かったです。貴重なお話を聞かせていただきました。

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