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八代市、トヨタ自動車九州、SUNABACOで災害時安否確認システムの実証実験を始めます。

我々がレジリエンスかつスマートな街づくりのお役に立つはずと御提案させていただいていた、人工衛星のみちびきを使った災害時安否確認システム「Q-anpi」とトヨタ自動車九州さんが災害時の電源ニーズに対応するために開発された「Re-Q」を組み合わせた実証実験が八代市でスタートすることになり、その調印式が昨日行われました。


Q-anpi
https://qzss.go.jp/overview/services/sv09_q-anpi.html

Re-Q
https://s.response.jp/article/2021/03/22/344201.amp.html

このシステムは災害発生時、ネットや電話などの通信インフラ、そして系統からの電源を喪失した状況でも避難所に必要な電力を安定的に供給し、そして準天衛星みちびきを使い通信を確保し避難所に避難している人の安否確認や状況確認を行えるというシステムです。


特にトヨタ自動車九州さんの開発された「Re-Q」は、災害発生時のためだけに発電機を準備するのと異なり、普段使用しているプリウスからおよそ30Aという大規模な電力を取り出せる機材です。

災害発生時に初めて使うものは起動できない、使い方がわからないなどのトラブルが発生しやすいのですが、普段から使用していることによりそのリスクを回避できます。
また、災害時のみに備える機材ではないのでそのコストも抑えることができます。そして、発電機と違い車なので必要な場所に簡単に移動できる電源になるというところも特筆すべき点だと思います。

これも内閣府のQ-anpiをご紹介いただいた 上田 紘嗣さん、いつもさまざまなチャレンジを共にやってくださる山口 大介さん、植野直亮さんを中心としたトヨタ自動車九州次世代事業室そしてそのアジトであるGarrawayFのスタッフのみなさん、八代市の政策審議官として本案件の相談から乗っていただいた山本哲也さん、行政とのさまざまな連携に骨を折っていただいた橋本幸一さん村山 俊臣さん。八代市で調印までたくさんの調整をしてくださった黒瀬 琢也さん災害対策室のたにぐち よしひささんをはじめとする皆さま。いつも前のめりに協力くださる篠原 秀和をはじめとする八代市経済文化部のみなさん。

そして、このような大胆な実証を進めてくださった中村 博生八代市長。本当にありがとうございました。



スマートな街づくりでもっとも大切なのは、決して技術ではなく、新たな取り組みを実行できるだけの人的なネットワークだなと改めて感じました。

まずはスタートラインです。これからも豊かな地域を守るためさまざまなことをみなさんのお力をお借りしながら進めていきたいと思います。

ありがとうございました。

#SUNABACO #八代 #スマートシティ
#レジリエンス #災害対策  #トヨタ自動車九州

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