【ミドル教員のマネージメント】誰もが意見を言える、安全安心な場作りのために必要なこと

「みなさんの意見を、なんでもお話し下さい。」

会議やミーティングで、そう言われて、自分の意見を言えますか?

その場の参加者による。
その場の雰囲気による。
その場の目的による。

そう思う人が多いと思います。

今回は、会議やミーティングでの場作りについて書きました。
タイトルには「ミドル教員のマネージメント」と入れましたが、学級経営でも、職場や家庭でも、同じです。

実際にどう場をファシリテートするか?というのではなく、安心して意見を言えるような場作りの準備について書きました。

ミドルリーダーに必要な行動の1つが、その集団の隙間を埋める事です。
その人と人との隙間は、トップダウンやボトムアップといったパワープレイでは埋まりませんからね。

私は、仕事だけでなく、ボランティアや色々な場面で、ファシリテーターとしての役回りをしています。
昨日の週刊安全基地学級でも、今回は「道徳マップの講座化」に向けたご意見をいただいたのですが、ベテランの先生方からは提案するようなご意見をいただき、若手の先生方からは自分の苦手や困り感についてのご意見をいただきました。

参加された方々が素晴らしいのもありますが、あなたなら意見を言えるでしょうか?
あなたなら、そんな場を作る事ができますか?

安全安心な場作りのために必要ポイントは以下の3つです。

一つ目は、自分が話にくい環境を言語化する
二つ目は、自分が話しやすい環境を言語化する
三つ目は、その環境にポジティブな人、ネガティブな人を想定する

こんな事なの?

と思う方も多いでしょう。
ですが、多くの人は「自分の意見を言って恥をかきたくない。」と考えますが、立場が変わると「自分の意見をもっと言って欲しい。」と考えますよね。

一つ目は、自分が話にくい環境を言語化する
二つ目は、自分が話しやすい環境を言語化する

まずは、自分だったら、どんな場面では意見を言いづらいか?どんな場面なら意見を言いやすいか?を考えましょう。
意見を言う側の視点に立たなければ、どんな素晴らしいファシリテーション技術を知っていたとしても実践したとしても、意見は出てきませんからね。

ファシリテーターが自己開示したり、ハードルを下げたり、他の意見を批判せずでも褒めすぎないのも大切です。
自分事として意識することで、今まで学んだファシリテーション技術や経験を活かす事ができます。

三つ目は、その環境にポジティブな人、ネガティブな人を想定する

自分が思う安全安心な場は、他の人にとっても同じとは限りません。

自己開示したくない人も、もっと高いハードルを求める人も、批判的なやり取りをしたい人も、褒められたい人もいるでしょう。

自他境界線を引き直して、自分とは異なる価値観の人がいる、という事を認識しておく事が大切です。
そう準備しておかないと、自分の価値観を押し付けて否定したり排除しようとしてしまいますからね。

ファシリテーターではなくて、自分以外の人の色々な意見を得たければ、その人達が安心して自分の意見を言える場作りが必要です。

人と人とは価値観が異なりますから、感情的にならずに相手が安心して話せるような安全な場を作っていきましょう。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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