見出し画像

ここ最近の夫の変化

最近、夫の行動が少し変わってきた。
パッと見、協力的になったように見えるけれど、私はもう騙されない。

報連相を少しだけするようになった

まだコミュケーションをとれていたうちは、そこそこしてくれていた報連相も、夫婦間がぎくしゃくしてからは全くと言っていいほど報連相をしてくれない。
それで「聞いてないよ~」ってことで私が対応に困ることが何度もあり、お願いだから報連相をしてとどれだけ言っても変わらなかった。
そんな夫が、最近少しだけ変わった。

長男はリモートワークのため、昼食は12:00~13:00の間に済ませねばならず、私はその時間に合わせて昼食を作っている。

少し前の出来事。
もうすぐお昼になるという時間に、夫が何も言わず外出した。
その日は郵便局に行ったり(レターパックを持って出かけたことから推測)書類を書いたりしていたので、そういう事務関係の外出だと私は思っていた。
散歩を兼ねた長い外出のときは、いつも帰りにスーパーに寄ってお惣菜を買ってきてくれるのだけれど、この日は外出した時間的に違うだろうと思い、いつも通り昼食を作り始めていた。

もうすぐ昼食を作り終わろうというときに、夫が惣菜を購入し帰宅した。
昼食を作っている私を見て「ありゃ」の一言だけ。
事前に「スーパーに行く」か「惣菜買ってくる」と言って出かけていれば私は作らずに済んだのに、さすがにカチンときてしまい、「買い物に行くときは、出かけるときにそう言ってほしい!昼食を準備していいのかどうかわからない!」と強めに言ってしまった。
以前は出かける時に、どこへ行くかきちんと告げてくれていたので、せめて惣菜を買って帰る意志があるのかどうかだけは知りたい。

まあそれでも夫は変わらないだろうと思っていたけど、それからはスーパーに行くときだけ、行き先を告げてくれるようになった。
一緒に暮らしている以上、最低限の報連相はお願いしますとどれだけ言ってもしなかった夫が、唯一ここだけは伝えてくれるようになった。
他の報連相は相変わらずしないままだけど。

デリバリーを頼むようになった

昼食時に、いろいろなデリバリーを頼むようになった。おそらく以前、私が「これからはたまに出かけてもいいですか」ときき、お昼ご飯を作らずに出かけても良いという了承を夫からもらったことがきっかけかもしれない。
まだお昼ご飯を夫にお願いして出かけたことはないけれど、私の最近の行動から何か察するものがあるのかもしれない。
(お昼を作らずに、というところはしぶしぶ了承、みたいな雰囲気だった)

今までの私ならこうした夫の変化に、毎食食事を作る私の大変さを理解し、少しは変わってくれたのかもと期待をしてしまっていただろうが、違う。
夫は私のことなんて何も考えていない。
夫はただ、自分のためにしている。
私がいないときの昼食の予行練習をしているのだ。
しかも自分が好きなお店、食べたい料理をウキウキしながら選んでいる。
「食べたいものはある?」なんてこちらにきくはずもない。自分で店を選び、自分が食べたいものを注文する。(個別メニューのときはさすがにきいてくるけど)
いつも自分中心。でもそれでいい。
私は家族の昼食を気にすることなく出かけることができるようになる。
そして、昼食を準備する日が少なくなるし、いろいろなお店の味を楽しめて私も嬉しい。

余談だけれど、今はアプリで、どこを配達中かリアルタイムでわかるようになっている。
夫は、注文してから家に届くまでずっとスマホで地図を見ていて、今配達員がどこにいるか楽しそうに眺めている。(「なんでそんなところにおるんや」とかいちいち独り言を呟く)
おもむろにスマホを置き、夫がドアホンの前で仁王立ちすると、ピンポーンと鳴るのでちょっとおもしろい。いや怖い。めちゃくちゃ待ち構えている。
配達員も、まさかこんなにネットで監視されているとは思うまい……。

自分で飲むビールを冷蔵庫へ補充するようになった

夫が週末に飲むビールを、私が冷蔵庫に補充しなくなってから、だいぶ長い期間を経てようやく自分でするようになった。
何週間かは、自分で冷蔵庫に入れるということをしなかった。ただ私が忘れているだけだと思ったのか?誰かに冷やしてもらわないと飲めないのか?
冷えてないと思った時点で自分で補充すれば翌日には飲めるのにね。
こんなに長い期間かかるとは思わなかったけど、またひとつ、自分のことは自分でしてもらえるようになってよかった。

子どもたちとの会話が増えた

あれだけ興味がなかった次男とも、最近はよく話している。
もちろん、元気になってきた次男の方から話しかけていることも多いけど。
ただやっぱり、自分の興味のある分野にしか反応していないことがわかるから、なんというか聞いていて面白い。

私はもう騙されない

夫が変わってきたように見えるけれど、夫が変わったのではなく、私の夫への態度が変わった結果だと思う。
理由はどうあれ、前よりは少しだけ過ごしやすい環境になっている。ならばオールオッケーだ。
完全に目が覚める前の私だったら、「夫が協力的になってきてくれた♪」なんて喜んでいたかもしれない。
別に家族のことを思ってしてくれているわけでも、協力的になったわけでもない。
目が覚めた今はもう間違えない。

長年騙されてきたけれど(気付けなかった私が悪いけど)、夫はいつだって自分の興味関心があることしかしないし、それ以外には家族に対してですら本当に無関心だ。
優しく聞こえる言葉も、冷たい態度もすべて、夫に言わせれば「とくに意味はない」。興味がないのだ。
そこがわかってしまえば、夫の行動・言動にいちいち感情を揺さぶられることもない。

私も夫に対して無関心になったので。
私が今向き合うべきは、自分自身と子どもたちだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?