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「ナカジマ薬局 災害救援車」の発電機能で停電時の店舗を営業

ナカジマ薬局note編集部、防災士の林です。

2024年5月26日(日)、日曜・祝日当番のナカジマ薬局 旭川医大店において、営業時間の内、12:00~16:00が施設の電気保安定期点検のため計画停電となりました。

災害時ではありませんが、ついに「ナカジマ薬局 災害救援車」、初めての実戦投入です。

ナカジマ薬局 災害救援車」の発電機能を活用し、停電時の店舗へ電力供給を行い営業いたしました。


店舗への電力引込(養生)

コードリール(電工ドラム)3台を店舗内へ敷設します。(1500W×3回路)

必要な機器を接続

停電時にあらかじめ優先度をつけて使用する機器が決まっており、供給電力量などの状況に応じて、電源に接続していきます。誰がみても一目でわかり、円滑に作業できるように色分けされ、最大消費電力量も示されています。
※拠点に配備された蓄電池などを利用した停電時の災害訓練を行ってきており、準備ができております。
https://www.nakajima-phar.co.jp/info/topics/14865/

ビニルテープで色分け
接続電力がオーバーしないように最大消費電力を表示

停電時の調剤の様子

停電時に患者様の来局がありました。
機器等も問題なく稼働し、通常通り調剤できました。

LED照明で十分な照度を得られています(1灯50W程度)
保冷庫も稼働し、大切なお薬も守られています

使用電力量について

当車両は、エンジン駆動による車載用・小型大容量発電システムを採用し、最大5500W(VA)の発電能力があります。
当社が停電時に最低限使用を想定している機器を稼働させると、今回の事例では平均900W(9A)でした。車両自体で300W(3A)程度使用していることを鑑みますと、実際には600W程度と考えられます。ただ、一時的に最大消費電力が1300-1400VA程度になる機器(分包機など)がありますので、最大時は2300W(23A)になることがありました。
ただ、それでもこの車両の発電能力の半分以下ですので、まだまだ余力十分です。

写真は車両内にあるアンペアメーター。現在の使用状況がわかります。
理論値として55Aまで稼働でき、この表示で使用電力をコントロールできます。


引き続き、災害時にも継続した医療サービスを提供できるように、取り組んでまいります!