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「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」一言でいって、すごくいい本だった!

年が明けたけど、これは、2020年末最後に読んだ本。

一言でいって、コレすっごくいい本だった。

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かと言って、これ読んで涙ぐむ人は私くらいなんだろうけど苦笑。 
日本の中にいると忘れてしまう、あるいは実感しにくい『多様性』の面倒くささと素晴らしさについて考える。

自分がアメリカに1年住んでたときの、東洋人として受けた差別、英語が上手にしゃべれないことから扱い、そんな中で優しく手を差し伸べてくれた人々への感謝✨

そんなのを、まざまざと思い出してホロリとなる(←たぶん、私が涙もろいだけw)。

多様性って

「多様性はうんざりするほど大変だし、めんどうくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

そして多様性って人種間だけじゃない。何度となく、経済格差、学校格差、偏見いろんなものが出てくる。

でも文章はあくまで、読みやすく、一母として、一イギリス住民として、一九州出身者としてw、肩ひじはることなく、サラリと等身大で書かれた言葉は素直に心に入ってくる。

貧困って

「貧困って、周囲に似たような人たちがいる貧困よりも、自分だけが貧乏な貧困のほうが本人は苦しい」

↑こんなのも、自分が育ってきた環境をふと思い出し、
学校で友達に言われた、悪意のない何気ない一言にひどく傷ついたこととか。いろいろ思い出す。

立場や環境が違う相手を思いやるって兎角、むつかしい。

本当に読みやすくておススメ。
そして、たくさんの多様性が実際に存在するイギリスでの教育内容は、日本とはあまりに違っていて、その辺もいろいろと考えさせられる。

だいぶ真面目に書いてしまったけど、ウィットに富んでいてププっって笑う場面も多数。
そして、これが本屋大賞で受賞されたってことが日本も捨てたもんじゃないなと思った。

子育て中の方には、特に読んでほしいです。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
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