頑張る意識が邪魔するもの。

ぼくの元に、こんな質問が届きました。

↓

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リフティング上手くなりたいんですが、どうやったらうまくなりますか？コツを教えて欲しいです。

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リフティングの上達方法ですね。
ぼくは中学校の時にたくさん練習しました。
小学4年生の時にサッカーを始めて、リフティングも練習メニューに入っていたのですが全然できず…正直、あんまり好きではなかったです。

ただ、中学のクラブチームで毎日チーム練習して、いろいろな種類のリフティングをしました。時には、リフティングだけの練習日があって、真っ暗になるまでやっていました。いまでは、回数はたくさん出来ますし、足だけでなく頭や肩やすねでもリフティングができるようになりました。

そもそも、リフティングは同じ動作の繰り返しです。

分解すると、

ボールを蹴る
↓
ボールの行き先に移動する
↓
ボールを蹴る
↓
ボールの行き先に移動する

この繰り返しです。

『ボールを蹴る』ときに意識してほしいポイントは、同じ強さでボールを蹴ることです。できるだけ力は使わずにタッチします。

これを意識してください。
別の言い方をすると、芯を捉えて蹴って下さい。

芯を捉えた感覚はひとそれぞれなのですが、

・軽く蹴っているのによく上がってくる
・ボールが足にめり込む

などありますが、結局は自分の感覚を見つけることが重要です。「あ、コレかな？」と思う感覚を１つの目標にしてその感覚に拘ってみてください。

いろいろと意識しようと、がんばった結果全部中途半端になる人が多くいます。１つに絞って芯を捉えることだけにフォーカスすると上手くいったりしますよ。

次は、『ボールの行き先に移動する』についてです。

蹴ったあとですね。
よくある失敗例としては、身体がガチガチな人がいます。

理想としては、もう一度蹴るまでの間に、準備を整えてから同じ感覚でもう一度蹴る。

その繰り返しをしたいのに、同じ感覚で蹴る状態ではないんですね。体勢が崩れてしまっています。

なので、その状態を作るために"頑張らないでください。"頑張ろう、頑張ろうと意識するとどんどん身体はガチガチになってきます。なので、頑張らない！気持ちは頑張るけど、身体は頑張らない！

身体は力を入れず、やる気がないくらいにダラっとしてやってみてください。コレをすることで、ガチガチを回避でき、次の準備がしやすくなります。もう一度蹴る時までに、同じ状態が作りやすくなります。

嘘だと思って、チャレンジしてみてくださいね。

本日は以上です！

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PS:
頑張る意識が、トッププレイヤーの試合中でも同じことが言えます。

大事な大会で活躍できない人は、頑張ろうとしてガチガチになりいつもと違う動きになってしまうんですね。

なので、試合中に少しダラっとしてみるとうまくいくことが多々ありますよ。

それでは、また。

中井健介
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