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EAPでよく扱うテーマの一つに、適応の問題があります。
この問題が顕著に出るのが3パターンあるかなと思います。

1.新入社員
2.異動
3.昇進

私は昇進によって管理職になった方からご相談を受けることが多いです。
今まではプレイヤーとして頑張っていたのが、マネジメントが求められるようになって、そこで自分自身と周りからの期待値とのギャップの中で適応の問題が生じます。

マネジメントも一つの能力なので、訓練すれば伸ばすことができます。
しかし、得意不得意はあります。
上手く適応できれば良いですが、適応しようと頑張っても思うようにいかない時、ガス欠になると適応障害などのメンタルダウンをしちゃいます。

企業に雇用されていると、昇進していくことは素晴らしいことですが、自分の強みが生きる場所を考えた時、それが管理職でないなら勇気を持って降りることも必要だと思います。
企業側も、勇気を持って下すことも必要かもしれません。

一方でプレイヤーとしては花が咲かなくてもマネージャーとしても花が咲く人もいるのかもしれません。
プレイヤーとして優秀な人に指導的な立場を期待するのはよく分かりますが、名プレイヤーが名監督とは限らないのは企業でも同じですね。プレイヤーとしては花が咲かなくて、監督としても難しくても、名解説者や個性派俳優に化けることだってあるかもしれませんよね。


●筆者について
株式会社EAPサポート喜び
代表取締役 中井裕規(なかいゆうき)
国際EAPコンサルタント、精神保健福祉士、公認心理師、社会福祉士
東京大学大学院医学系研究科 職場のメンタルヘルス専門家養成プログラム修了
大学、大学院にて心理学を専攻。EAP会社勤務を経て、独立起業。職場のメンタルヘルス対策、コミュニケーションを専門として企業研修、法人コンサルティング、職場カウンセリングを行なう。複数のEAP会社のスタートアップや新規事業の構築にも参画。双子の男の子を育児し、多胎家庭支援やパパママに対する講演活動にも積極的に取り組む。

●筆者関連サイト
・webサイト
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