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弁護士や会計士はすごい!【M&A日記】

M&Aの仕事に専門家の力は不可欠。
どのように連携しているかを紹介する。

M&A仲介の仕事は基本ゼネラリスト
財務税務、会社法をベースとした法律、経営、営業についての広い知識と見識が求められる。
しかし、会計士より財務のことを理解しているわけもなく、弁護士より法律の知識が深いわけもない
業務上必要な一般的な知識は持っておきながらも、ご相談頂く会社ごとに変わる事情に合わせて、より精細な知識・見識が必要となるときには、専門家の力を借りる

当社でも弁護士、公認会計士、税理士とそれぞれ数社連携させてもらっている。
M&Aというのは日常的に起こることではなく、会社にとっては特殊なケース。
法律の専門家である弁護士とはいえ、同時にM&Aに係る法律の専門家でもあるかというと、そうではない。
同様に公認会計士や税理士も、M&Aについては全く理解していないという人も少なくない。

なので、組むのは専門家であればよいということではなく、M&Aの知見がある方と組まないといけない

また、同じ会計士なのに複数社と連携するのは、専門分野の違いがあるからだ。
例えばM&Aには組織再編というのが良く活用される。会社分割とか合併というようなもののこと。
これを実行するときには会計周りと、それに係る法律の知識が大切だ。
ここに特に強い専門家がいるので、組織再編についてはその先生に相談すると決めている。

あるいは、会社の状態があまりよくないと、企業再生を絡めないといけないことがある。
企業再生には大きく、法的再生と私的再生というものがあり、いずれにしても弁護士の協力が不可欠。
再生に強く、実績が豊富な弁護士がいるので、再生についてはその先生に相談する。

こういうかなり専門的な内容になると、私には表面的なこと以外は殆ど分からなくなる。
お客様に説明することは何とかできても、それを実行することは少なくともできない。
専門家すげー!!!と思う。

幸いにして、たまたま学生時代の知人がそういう専門家になっていたり、これまでの仕事でそういう人脈を培うことができた。
私にとって、ピンポイントで深い知見を提供してもらえる専門家がいるのはとても心強い。

今回は会計周りの相談。
ご相談頂いている企業の現状把握をするために、会計の整理が必要。
私がやってやりきれないことではないが、相当の時間がかかることと、ミスが許されないことであり、チェック機能が働く専門家に任せた方が安心なので、任せようと思う。

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