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時間の使い方で人生は変わる!「自分の時間」をつくるポイント10選!

この記事をご覧くださり、ありがとうございます。

今日は少し趣きを変えて、「時間」というものに向き合ってみたいと思います。

時々、やらなければならないことに追われて、「一日が24時間以上あったら良いのに!」とか、「時間よ止まれ!(この作業が終わるまで……)」と思ってしまう時って、ありませんか?

どんな人にとっても、1日の時間は24時間と平等です。

大切なのは、1日24時間をどのように生きるか、ということにかかってくると思います。

そこで、今日ご紹介したい本はこちら、「自分の時間―1日24時間でどう生きるか」(アーノルド・ベネット著)です。

「自分の時間」

(引用:Amazon

自分の時間」は20世紀を代表する小説家、アーノルド・ベネットの著作の中でも、世界で最も読まれている本です。

「時間」について書かれた本で、世界中の一流の方々に長らく愛読されています。

日本語版の翻訳者は渡部昇一先生。日本を代表する評論家です。

渡部先生ご自身も愛読されていたという「自分の時間」。

エッセンスをご紹介できればと思います。



時間は無限の富を生む


「時は金なり」ということわざがありますが、これは控えめに言っており、時間とはかなり貴重なものです。

時間があればお金は稼げますが、お金があっても時間を買うことはできません

それゆえ、1日の時間の使い方が有意義であるかを見直すことが、あなたの人生を変えていくことになります。

(※お金で時間を買うことはできませんが、お金で時間を短縮することはできると思います。例えば、新幹線のチケットを買うことで、多少高いですが、鈍行よりも早く目的地に着けます。)


人生の全ては、時間の利用の仕方で決まる

怖い言葉ですが、「自分の時間」の中では「人生の全ては、時間の利用の仕方で決まる」と言い切られています。

時間の使い方によって、幸福への到達度も変わってくるわけです。


1日は24時間であることを本当に理解しているのか?

そして、その時間の使い方によって人生が変わることを理解しているのか?

「若い頃、一体何をしていたんだ?」

「あれをやれたら、これをやれたら、と思いつつ、結局半分も出来ずに生きてきたのが、自分の人生なのではないか?」

そう考えた時に、自分の時間の使い方というのは、変わらざるを得ないのでしょう。


「自分の時間」を作るポイント10選!


時間の大切さが十分に分かったところで、ベネット著「自分の時間」より、「自分の時間」をつくるポイントを10選、ご紹介しましょう!

どれも具体的で実践しやすいポイントかと思いますので、ご自身の生活の参考になさってくださいね。

②朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある

仕事で疲れて、家に帰ってから何かをする時間を持てない……!と思う方も多いと思います。

そんな方にもおすすめなのが、「自分のエンジンを日常の仕事に使う前に使ってしまうこと」だそうです。

つまり、早起きをして、1〜2時間、もしくは30分でも良いから、自分の時間を捻出するということ。

確かに、朝早く起きると、睡眠をとったことで前日までの疲れが抜け、モヤモヤした悩みを持っていたとしても、いったんリセットされる気がします。

習慣化が出来ている人にとっては、朝の時間というのは、非常にすっきりと爽やかで、インスピレーショナブルな時間だと思います。

人と会う前なので、人間関係のごちゃごちゃなどの邪念が湧くこともありません。

何より、適切な睡眠により、エネルギーがチャージされていれば、一日の黄金タイムとなるでしょう。

noteやXなどで文章を書く方々の中にも、もっぱら朝型生活を実践し、おすすめされている方が沢山いらっしゃいますね。
これはクリエイターの時間活用法としても、正しく適切であると思います。

②一日のなかのもったいない時間を考える


たとえば、朝10時から夕方6時までが勤務時間だとします。

すると朝10時までの時間と、夕方6時以降の16時間は一体何の時間なのでしょう?

睡眠・食事などの生活時間を差し引いたとしても、7~8時間ほどはありそうです。

寝る前のダラダラタイムで2時間ほど消化されていたりはしないでしょうか?

知らず知らずのうちに浪費しているもったいない時間を、一度点検し直すと、新たな発見があるかもしれません。


③自分の中に「内なる1日」をつくる

本業の仕事、例えば午前10時〜夕方6時までの時間以外の時間を、別の1日と考えてみてはいかがでしょう。

そうすると、「16時間の1日」というものが誕生します。

このすべてから解放された「内なる1日」をどのように使うか。

自分の1日をじっくり検討し、新たな時間を開拓することで、1日を有意義に過ごすことができます。

正式な勤務時間以外のこの時間を、どのように使うのかが、とても重要だということが分かりますね。

④誰にも邪魔されない「通勤時間」をどう使うか

通勤時間は、30〜40分、誰にも邪魔されないまとまった時間を取れるチャンスです。

この「自分の時間」をどう生産的に活かすか、を考えるだけでも、一日の充実度が変わってかます。

細切れ時間を有効に使う、ということも人生の智慧にあたる部分ですね。

⑤週3回、夜の90分を意義のあることへ

まずは一晩おきに1時間半、何か精神の向上になるような意義のある事を継続してやってみてはどうか」とベネットは提案しています。

ただし、1時間半を勉強などで使うためには、それ以上の時間の余裕を見ておくことも必要です。

人生は常に思いがけないことが起きたり、いつも決められたことを完璧に実行できるわけではないからです。

⑥一週間を6日として考える

1週間を7日ではなく、6日として考えた方が能率が上がり、より充実した生活ができる」というのです。

確かに、一日を6日として考え、7日目を予備日として取っておけば、1週間の間に出来なかったことを片付ける日にもなります。

もしくは、「これをやる!」と計画的に決める日を1週間のうち6日までにしておいて、残りの1日は「休日」、「たまたま入った余分な1日」と考えた方が、余裕のある生き方ができるのでしょう。

⑦1週間で7時間半を捻出する

週6日、少なくとも毎朝の30分間。
週に3晩1時間半ずつ。
合計すると7時間半が捻出できる。

「この7時間半をフルに活用すれば、その週全体が活気と情熱にあふれたものとなり、退屈極まりない職業にさえ関心が湧くようになる」といいます。

⑧小さな一歩から習慣を変える

7時間半を捻出できる、と言っても、実際に捻り出すのには難しいことです。 

何らかの犠牲と、強固な力が必要になります。

習慣を変えることこそ、至難のわざです。

たとえば、早起きなどは最初は苦しくとも、習慣の力で必ず成し遂げることができます。

そこができないということは、「怠惰である」ということになると書かれています……。笑

まずは「30分早起きする!」「時間を決めて読書する!」などの小さな事を意志の力で続け、だんだんと習慣の力をつけていくのが良いでしょう。

⑨はじめから大きな変化を求めない

ここで大切なのは、初めから多くのことを企てすぎないようにすること。

失敗者の多くは、あまりにも多くのことを企てすぎて失敗しています。

そのため、あまり大きなことを公言せず、習慣を変えるならさりげなく始めることです。

⑩一日の終わりに自分を振り返る心のゆとりをもつ

忙しい現代人には、内省的な時間が欠けていると言われています。

自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは空しいものです。

世の中を良くしたい!」という大きなを持って活動しているのに、生活習慣がぐちゃぐちゃ……という方、もったいないです!

自分の行動と生活信条を一致させるためにも、日々の生き方をよく検討し、自分を振り返る時間が必要です。

そこで「自分の時間」の中で推奨されているのは、「1日の終わりに自分を振り返る心のゆとりをもつこと」。

1日10~15分でもいいと思います。

今日の自分の一日はどうだったか。

目標とする自分に近付けていたか。

時間の有効活用はできていたか。

貴重な人生の時間を無駄にしてはいなかったか。

人生は長いですので、こういったことを一日単位で振り返る習慣をつけている人とつけていない人では大きな差が出てくることは間違いでしょう。

なお、時間の使い方以外にも、一日の人間関係を振り返って、上手くいかなかった部分は次の日から改める習慣をつけておくことも、人生の智慧として多くの方に推奨されています。

ぜひ、試してみてくださいね。


<まとめ>

いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントをまとめておきましょう。

<アーノルド・ベネット「自分の時間」>より

時間は無限の富を生む

人生の全ては、時間の利用の仕方で決まる


【自分の時間を作るポイント10選!】

①朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある

②一日のなかのもったいない時間を考える

③自分の中に「内なる1日」をつくる

④誰にも邪魔されない「通勤時間」をどう使うか

⑤週3回、夜の90分を意義のあることへ

⑥一週間を6日として考える

⑦1週間で7時間半を捻出する

⑧小さな一歩から習慣を変える

⑨はじめから大きな変化を求めない

⑩一日の終わりに自分を振り返る心のゆとりをもつ


時間の使い方を大切に、人生を豊かに歩んでいきたいですね!

この記事が皆様にとって、少しでも「時間」について考え、有意義に過ごす一助となれば幸いです。


最後までお読み下さり、誠にありがとうございました。


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