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本田宗一郎の人を動かすスピーチ4選!

この記事を読んで下さり、誠にありがとうございます!

本日は本田宗一郎という名経営者の言葉から、人を動かす極意を学んでみたいと思います。


本田宗一郎

本田宗一郎(引用:Wikipedia)

本田宗一郎氏は、“世界のホンダ”と呼ばれる本田技研の創業者。
日本の誇る技術者、実業家です。

HONDAは現在、オートバイの販売数、売上高ともに世界一、自動車販売は世界第7位の日本を代表する企業です。

HONDAを大企業へと創り上げた本田宗一郎氏と参謀の藤沢武夫氏は、部下の育成にも力を入れていました。

本田宗一郎氏が残した数々のスピーチからは、今でも学びたいと思える智慧に満ちた言葉を学ぶことが出来ます。今回は4選に絞ってご紹介します。

①人の気持ちになれる人へ

「人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになることができる人である。相手が少人数でも、あるいは多くの人びとであっても、その人たちの気持ちになりうる人でなければならない。」
「そのかわり、他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。自分が悩まない人は、他人を動かすことはできない。」

本田宗一郎氏は、天才的な技術者というだけでなく、一生懸命に人と付き合う姿勢が多くの人から尊敬されたそうです。

創業者の名パートナーだった藤沢武夫氏も、本田の魅力を次のように語っています。
第一にバイタリティがある。第二に物事の本質を把握するのが卓抜。第三に鋭敏な感受性に恵まれている。第四に己れの価値観を信じている。第五に人間を動かす力を持っている

<人のために一生懸命な仰天エピソード>

本田宗一郎氏の性格をよく表すエピソードをご紹介しておきます。

ある時、浜松の料亭に外国人を招待したことがありました。
外国人は酔っぱらって酔いつぶれ、さらに胃の中のものを全部吐いてしまったそうです。

汚い話ですが、嘔吐物は女中さんが洗面器に受けて、便所にこぼしました。

すると翌朝、起きた外国人が、なんと「自分の入れ歯がない」と言い始めたそうです。

便所は汲み取り式便所のため、誰かが便壺の中に入って探せば入れ歯が見つかるかもしれません。

ただ、場所が場所だけに、みんな困ってしまいます。

さあどうしよう、困った困った

誰もがそう思った瞬間!
本田宗一郎氏が裸になって便壺の中に入り、入れ歯を探し当てたそうです!

しかも本田はその入れ歯をきれいに洗って消毒し、自分の口に当て、「大丈夫、もう臭わないよ!」と言い、再び消毒してその外国人に渡してあげたそうです。

この一部始終は、当事者の外国人はもちろんのこと、居合わせた藤沢らも皆、目をむいて驚いたとのこと。

このエピソード一つ取ってみても、本田宗一郎氏の人を動かす魅力が伝わってきますよね。

外国人の気持ちになって、率先して汚物の中にでも大切な入れ歯を取りに行く。
さらにきれいに消毒して、自ら口に当てて清潔であることを見せて安心させる。

こういう行動を一瞬にしてとることが出来るのが本田宗一郎という人なのだそうです。

まさに「人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになることができる人」であり、「自分が悩まない人は、他人を動かすことができない」という言葉につながるのでしょう。

②他人から愛される人へ

「人間にとって大事なことは、学歴とかそんなものではない。やはり他人から愛され、喜んで協力してもらえるような、徳を積むことである」

本田宗一郎氏曰く、とにかく人から協力を得られるかどうかによって、同じ仕事をするにしても、まるっきり質が違ってくるのだと言います。

だからこそ、必要なのは学歴ではなく、他の人から好かれるような人間であり、そのような人間を育てる精神なのだそうです。

③信用

「信用というものは、好かれること、約束を守ること、人に儲けさせてやることにつきる」

・愛されるホンダになるためには、お客さんや協力工場など、ホンダに関係するすべての人のことを常に念頭におくこと。

・自分は社会構成の一員であり、自分の欲するものは他の人の欲するものであることを忘れないようにすること。

・自分たちの仕事にもっと謙虚であるべきで、自分さえよければ……と考えるのはホンダのとるべき考え方ではない。

・いつも相手の収益や人格を尊重する人になってほしい。

このような内容のスピーチを、事あるごとに社員に発信されていたと言います。

④成功の陰には99%の失敗

「新しい大きな仕事の成功の陰には、研究と努力の過程で99%の失敗が積み重ねられている」

たくさんの苦労や失敗を積み重ねてきたと語る本田宗一郎氏。時に勝手なことを言って社員の皆を困らせたことがあった、という自覚があるそうです。

それでも、成功の陰には99%の失敗がある、ということを周りの皆が分かってくれていたからこそ、多くのことに挑戦できたし、皆で頑張り続け、企業としても成長していくことができたそうです。

オートバイ・自動車産業というと、発明に近い部分もあるのでしょうから、まさに試行錯誤の連続の日々だったと思います。

<まとめ>


いかがでしたか?

最後に、本田宗一郎氏の名言をもう一度まとめておきましょう♪

「人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになることができる人である。自分が悩まない人は、他人を動かすことはできない。」

「人間にとって大事なことは、学歴とかそんなものではない。やはり他人から愛され、喜んで協力してもらえるような、徳を積むことである」

「信用というものは、好かれること、約束を守ること、人に儲けさせてやることにつきる」

「新しい大きな仕事の成功の陰には、研究と努力の過程で99%の失敗が積み重ねられている」


たった4選ご紹介しただけでも、本田宗一郎という方が人間的魅力に溢れた方である、ということが分かりますね。

最高の技術者でありながら、会社を世界規模に発展させ、人の心を動かす極意を持たれている方というのもなかなかいらっしゃいません。

この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです!

最後までお読みくださり、ありがとうございました☆


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