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竹刀修理-剣道-

第一子が剣道をやっているのですが竹刀がぼろぼろになってきたので初めて自分で修理してみることにしました。(初めて竹刀を買った時の記事はこちら)


割れてるところのアップ。
2本とも割れてます。
最初は素振り中心だったので1年半くらい持ちましたが最近は防具を着けてお互いに打ち合う稽古が中心になってきたので竹刀もどんどん消耗するようになりました。
その間に一本買い足して1回剣道の先生に修理(竹刀をばらして使えるところを選んで組み直す)してもらってます。

ここからは実際の作業。
僕は中学生の時に授業でちょっとだけやったことがある程度の剣道素人なので手順や細かいところなど間違ってるかもしれません。(完成品と見比べたりネットで調べたりしながらやりました)

ちなみに参考にしたのはこのサイト。
この記事ではざっくりとした流れしか説明していないので細かい手順や結び方を知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。


まずは竹刀の中間あたりにあるこの革紐っぽいのを取ります。(中結いというらしい)


結び目をほどいていくと取れました。
中結いの端は竹刀に沿って張ってある紐(弦というらしい)に通してあって取れないようになってました。


次は柄の方の結び目を取ります。
ここが一番複雑そうなのである程度結び方を覚えつつ(後で組み直す時に困らないように)ほどいていきます。


緩みました。
なるべく原型を残したまま外そうと思ってたんですが結局分解するときに邪魔で全部ほどきました。


弦が緩んだので先端部分(先革というらしい)を取ります。
先革を取った後にプラスチックのキャップみたいなの(先芯というらしい)が付いてるのでこれも取ります。


柄の革(持ち手部分、柄革というらしい)も外して竹だけの状態にします。


割れてる部分はこんな感じ。
細かいささくれのような割れであれば削ってやすりをかけて使うこともできますがここまで割れていると交換しかないようです。
以前先生に直してもらったときにまだ使える竹が2本あったのでそれと交換しました。


柄の方はこんな感じで内側に切り込みが入っていてそこに金属の板が入ってます。
それに合わせて4本の竹をくっつけます。


4本の竹がずれないように気を付けつつ柄革を戻します。
途中からけっこう入りづらいですが少しずつ押し込んできっちり端まで入れます。


柄革がしっかり入ったら先芯を付けてから先革を付けます。


柄革の弦を結び直します。
ちょっと苦労しましたが完成品を見たりさっき紹介したサイトを見たりしながらなんとか完成。(ほどくときもですが細かくて指で力が入りづらいところはラジオペンチを使いました)


最後に中結いを結び直します。
こちらも完成品で位置や結び方を確認しながらなんとか完成。


全体はこんな感じ。
初めてにしては上出来ではないでしょうか。


割れていた部分(面とかに当たる部分)もこんな感じできれいになりました。

けっこう複雑なところもありましたが僕はけっこう好きな感じの作業でした。
第一子が剣道を続ける限り竹刀のメンテもしていくと思うので(そのうち自分でやるようになるかもしれませんが)楽しみつつ頑張りたいと思います。

というわけで今日はここまで。


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