【期間限定無料公開】コロナ撃退!!メンタルの処方箋③小手先の小さいテクニックに逃げるな!自分ととことん向き合う「実践編」

序論

前回の続きの話になります。今回は実践編。
みていなかった方は前回の記事から読み進めて頂けるとありがたいです。

これまでは、どんだけ小手先のテクニックを知識として手に入れたところで土台となる身体の調整ができていなければ意味ないんじゃないですか?というような話をしていました。
 
健康管理をする上で、食事・睡眠・運動は生活の全てを司っていると言っても過言ではありません。そこを疎かにしていては何してても本末転倒。厳しい言葉で言うと、「全部無駄」ってことですな。

その3つをしっかりコントロールするべきなんですけど、理想と現実の違いってのがあるわけです。

・やらなければいけないけど、やる気になれない。
・やってみたものの継続出来ない。

こんなことです。正直誰でもこれは経験したことがあると思います。僕は経験として、めちゃくちゃ苦しんでいる方だと思います。3日坊主にすらなれない。スイッチが入っても回路がショートしてしまう感覚でした。

なんなら全部できている人はいないと思います。どんな天才であろうと、全て理想通りできている人はいないはず。できているように見える人は、価値観に則って行動に上手に反映させているため、
価値観がぶれない=全部成功しているように見える
てなわけです。

そんなこんなで、この論文をチョイスしました。

Duckworth, A. L., Peterson, C., Matthews, M. D., & Kelly, D. R. (2007). Grit: perseverance and passion for long-term goals. Journal of personality and social psychology, 92(6), 1087.

ダックワース教授といえば、あの有名な書籍が思い浮かぶかもしれません。

みた事もあるかもしれませんね!
2013年、マッカーサー賞を受賞したダックワース教授が提唱しており、近年のアメリカ教育界において最も重視している能力と言っても過言ではありません。

それでは、本題に入っていきましょう!

グリットとは何か

そもそも、グリットとは何なのか。ダックワース教授はGritをこのように定義しました。

「長期目標のための忍耐と情熱」

つまり、粘り強さ、やり抜く力のことですね。
長期目標を達成するためには、ただ自己コントロール力だけではなく、熱意も必要になると言うことが様々な研究でわかっています。

目の前のことに取り組む力が身についたら最強じゃないですか?
Withコロナ、Afterコロナのなかでこの力は最強の武器となります。

グリットによるメリット

グリットによるメリットを軽く挙げるとすると、

・困難に立ち向かえる
・成功するための努力ができ、誘惑にも打ち勝てる
・新しい環境にも適応できる
・自己肯定感が身につく
・学習能力が身につく(知識・運動どちらも)
・同じ志を持った人に出会える、繋がる
・失敗を糧にできる。keep going力向上

といった感じでしょうか。
やばいですよね。

とは言っても、もうグリットなんて生まれ持ったものじゃないの?手遅れっしょ?なんて考えていませんか?

極論、何歳からでも身につくことができるんですよ!

そこら辺を熱く語り尽くそうと思います。

グリットを伸ばす要因

『やり抜く力』にも挙げられていたのですが、ざっくりとグリットを伸ばす要因を4つ整理します。

・興味〜物事への新たな興味だけではなく、細かなニュアンスにも拘る興味。研究者チックなところ。
・楽観主義〜原因を変容可能な所に帰属する。つまり、失敗は修正できる所にあると考えられること。(⇄悲観主義)
・成長思考〜知的能力の成長見込みがあると信じる。つまり、自分の努力次第でレベルアップできるという考え(⇄固定思考)
・賢明な育て方〜子育てにおいて、支援が多く、要求レベルが高い育て方。

この4つの要素を踏まえ、グリットを身につけるメンタルトレーニング方法を伝えていきます!!

グリットを身につけるメンタルトレーニング方法

・自分を正しく褒める

自分を褒められていますか?
案外難しいものです。特に高い目標を立てている人ほど困難なものとなります。この内容については、いつか「自信の付け方」という記事を書こうと思っているので、そこで解説しますが、褒め方さえ理解できたら簡単です!

それは、プロセスや取り組みを褒めることです。
ん???????
ってなりますかね?つまり、成績・成果・能力を褒めるのは成長する上では間違いなんですよ。細かいことはまたいつか書きますが、褒める対象がどこにあるのか考えてみましょう。
もし、プロセスを褒められない時は、普段から自分の行動一つ一つをモニタリングするクセをつけてください。このクセが身につくとわかってくるはずです。

・最終目標にはスキルを設定する

これはつまり、数値目標(e.g.収入を倍にする!)ではなく、その数値を達成するために必要なスキル(e.g.知らない人とでも気軽に会話できるスキルを身につける!)を目標とするということです。

僕がメンタルトレーニングで目標設定をする時は、数値目標を立てることをします。ただ、数値目標を目指す上でのモチベーションをしっかりと固めます。
モチベーションが確立してあるのであれば全然オッケーだと思うのですが、それほどない事もありますよね?でもやるしかない。そんな時はスキルを目標設定で使うべきです。実際にその方法で成績が上がったという研究もありますので。ぜひ使ってみてください!

・目標を共有できるようなコミュニティを持つ

目標を心の中に溜めておいている人もいます。それは正直もったいないんですよ!実際目標を人に話す恥ずかしさはあります。その恥ずかしさはバカにされるからというのもありますが、失敗した時の言い訳のことを考えなければいけないというのも大いにあります。

しかし、自分の目標をシェアして共に目標に向かっていくコミュニティがある事によるメリットは

・責任感が生まれる
・粘り強さが発揮する
・不安感の減少
・頑張ろうというやる気をもらえる

などがあります。
これほど助けられるならば、重要であるという事も分かりますよね!
バンバン人に言い散らかして、賛同してくれるメンバーと高みを目指しましょう!僕もその一人です!!!連絡お待ちしてます!!!笑

・ワクワク感が常にあるか考える

これは集中力にも大きな関わりがありますが、ワクワクしているかがパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。ワクワクするものとはまずなんでしょうか。色々と要因はありますが、ここでは

・ちょうど良い難易度〜頑張ればクリアできるレベル
・やりがいのある作業〜やる事で得られる満足度が高いもの

の2つをチョイスしました。
集中できている状態を所謂「フロー状態」と言いますが、
それに必要な要素がこれらです。今作業している内容は自分にとってこれに当てはまるかを確認し、もし当てはまらなかった場合は何か改善できることはないかを考えてみましょう!

間違っていけないのは、あくまで自分ベースで考えることです。
人のスケールで考えていては難易度エラーが生じます。プライドを捨てて、今の自分にあったものを取り組みましょう!!

僕はプライドが高いので、結構陥りがちなので、常に気をつけています。。。。。怖い怖い笑

まとめ

・自分を正しく褒める
・最終目標にはスキルを設定する
・目標を共有できるようなコミュニティを持つ
・ワクワク感が常にあるか考える

以上の4つを取り組んでいただけたら、グリットは身につきます!!!
もちろん、「心の筋トレ」なのですぐに身につくわけでもないですが、やり続けなければ何も変わりません。

やるべきことをわかっている今、自分の人生はコントロールできるのです!
とにかくやってみましょう!!

行動に移せないのには何かしら原因があると思うので、そういう時は直接メンタルトレーニングを受けるというのもありだと思います。連絡お待ちしております。

何か一つでも気づきが生まれていたら嬉しいです!
それでは、また。

メンタルトレーナー  中里匠吾

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