行動するために変える、たったひとつのこと

行動を起こすとき、動線をデザインしてみてください。人はわざわざやることが、にがてな生きもの。やる気をだすコツは、やり始めること。残念ながらこれしかない。やる気は向こうからはやってこない。だから歩いていくんだね。PC作業なら、まずはPCをひらく。データをひらく。何かを打ちこんでみる。そうすると次第にやる気になってきて、あれ？思ったよりできちゃった。となる。疑いながらやっても思うようにはならないので、一度でいいから信じてやってみてほしい。
ヒトは、やらない理由を探す天才だから、やらない方が普通のこと。でもやらなきゃいけないことは多いし、やった方がいいことも多い。できると楽しくなるけれど、へたなうちはつまらないことこの上なしだ。ぼくの場合は料理。妻も仕事をしているし、なんならぼくよりも忙しそうにしている。それなのに料理を作ってもらうとなると、さすがに申し訳ないし、何もできない自分に腹立たしくもなる。そこでぼくは引っ越しのタイミング（いまの家の前に住んだ場所）でカウンターキッチンの部屋に決めた。もともと住んでいたのはキッチンとリビングが分かれていたから、目に入る場所にキッチンがあると、少しはやるのではないかと考えた。もちろんやる気があったからというのはあるが、実際にキッチンに立つ回数はふえた。料理じゃなくても洗い物をする回数がふえた。キッチンの前を通る回数がふえることで、むしできない存在になった。料理なんてレシピを調べて書いてある通りに作れば、だいたいおいしくなります。味が足りなければ、鶏がらやコンソメやかつお出汁などを料理に合わせて加えればおいしい。ぼくは不器用なので切ることがいちばんにがてで、テレビでやってるようなはやく切ることはできません。でもおいしい料理は作れます。
やらなきゃいけないこと、やりたいことがある時は、むしできない場所においておく。こんな単純なことだけで解決するのです。脳の仕組みを知ると、なるほど！と思いますよ。

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